貴方はどちらを選びますか【黄】

☆ 8 ページ28

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僕はある日、
Aちゃんを連れて、とある場所に来た。



ずっとずっと、
僕のことを応援してくれた人がいた。

それはまぁ、過保護で優しくて
誰にでも放っとけない精神を忘れない、そんな人。


彼女と付き合えたことを
自分の事のように喜んでくれた。



だからね、会わせたいなって思って
今日ここに連れてきたの。






「ついたよ、A」

『えっと…コンビニ？』

「んふふ、そんな顔すると思ったよw
さぁ、中に入ろう？」






中に入ると、気だるそうにあくびをしながら
"いらっしゃいませ"と言う彼の姿が。






「もう。あくびなんかして。
僕だから許されるんだからね？」

「…ふぇ？る、るぅちゃん！？！？」

「やっほ、ジェルくん。
彼女連れてきたけど何時に終わるの？」

「あ！前にゆってた彼女な！
わぁ…めっちゃかわええやん…待ってな、あと少しで上がる！」

「OK、あのカフェで待ってるから
終わったら来てね。」





カフェに向かう途中、
はてなマークを飛ばす彼女に彼のことを説明をした。





「誰だろうって思ってるでしょ？」

『わ、顔に出てた？お友達なんでしょ？』

「僕のことをすっごく気にかけてくれた友達。
莉犬の次くらいかな、めちゃめちゃ応援してくれたの。」

『へぇ、るぅちゃんより身長高かったね』

「何？僕をチビだと言ってる？莉犬呼ぶよ？」

『それは莉犬くんに失礼だと思うよ…？w』






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