もう一人のメデューサ【カゲプロ】

第３２話 ページ35

貴女sibe
＿＿＿＿＿＿

「………。」

シ「そっ…そんなにマリーの事が嫌いなのか…？アイツは素直で良いヤツだぞ…？」



こっちの事情を何も知らないくせに……。


マリーが素直で良い子…？


そんなこと知ってる…。


マリーの事が嫌い……？




そんなわけない…
本当は大好きだ…今すぐにでも会いたいくらいだ…。









でも……

私達は…親しくしては駄目……。









私は自分にそう言い聞かせ…

【マリーの事が嫌いな姉】を演じた。


「ただ良い子ぶってるだけでしょ？それに何かしら落としたり割ったりしてあんた達もウンザリしてるでしょ？」

シ「………。」

「それにマリーって普段は引きこもってるくせに何かあると活発的になるし、アンタも振り回されてるでしょ。」

そう……
マリーは知らない事があるとすぐやりたがるんだよね……。

……何で知ってるかって？
そりゃぁ…地下室でマリー達の会話を聞いてたからね…。

私もあの中には入りたかったなぁ……。






私がそう思ってた時…

シ「………なぁ。」


とシンタローに声をかけられた。



あぁ…怒るかな……？
だろうね…自分の仲間を悪く言われているんだもの…。


私はそう思いながら「何…？」と答えた。





するとシンタローの口から予想もしていなかった事を言われた……。









シ「マリーの事が嫌いな割にはマリーの事…随分知っているんだな。」

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昨日電車の中で熱中症になって倒れた(笑)←

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