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五条side
「…報告は以上。これからはより一層警戒しなければなりません」
「てかなんでいきなり壬生さんを襲ったわけ？」
「さぁな、でも罠に誘い込まれてた気がする」
「罠ァ？」
早朝、学長から話があるから集合しろと言われた
話の内容は深夜に壬生さんが特級に襲われたということだった
「最初、部下から救援して欲しいと言われたんだ。俺らが目を付けてた呪詛師と闘っていると。だが実際現場に着くと部下は既に死んでいて呪詛師の残穢は残ってなかった。部下の遺体は人間の原型をとどめてなかった」
建人なら分かるだろ、こんなことするやつ
そう言って茶を啜った壬生さんの視線を受けて七海が咳払いをした
「そうですね、真人とかいう特級でしょう。魂に干渉する術式を持っています。……よく無事でしたね」
「相性が良いんだか悪いんだか…お陰で俺の呪力をごっそり持ってかれたよ」
ふーん。部下を使って壬生さんをおびき寄せたってこと？
呪力をごっそり持ってかれたってことは相当な殺し合いだったんだろうな…
壬生さんが消耗するなんてことは高専時代から見たことなんて一度もない。
「でもなんで？僕が襲われたのは分かるよ、だって僕最強だし向こうにとっちゃいないに越したことはないでしょ？」
「それは壬生さんも同じなのでは？呪詛師にとって壬生さんは厄介でしょう」
「確かにそうかもしんねぇ。あの呪霊は呪詛師と組んでるって裏が取れてる、その組んでる呪詛師からしたら俺は邪魔だろうな」
壬生さんに追われる立場の呪詛師が逆に壬生さんを殺しに来てる
これは自分の力量に自信が無いと出来ないはずだ
「ま、俺はそう簡単に死んでやんねぇけどな。お前らも気を付けろ、勿論生徒達もだ。」
「壬生、どこに行く」
「学長そんな心配しなくても大丈夫っすよ。部下を弔ってきますんでお先失礼します。」
そう言って軽く会釈をした壬生さんは部屋から出て行った
呪霊と組んでる呪詛師って一体？
裏も取れてるって言うなら詳しく教えてくれてもいいはずなのに聞いても教えてくれない
『ねぇ、呪詛師側の人分かってんでしょ？』
『誰かは割れてる。…けど誰なのか分かんねぇ』
矛盾しか残さない答えしか話さない
「全くもう嫌になっちゃうね」
チョコレートをひとつポイッと口に放り込んで糖分補給
「さてと、可愛い生徒の様子でも見に行こうかな」
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雪マカロン - 面白いです！更新頑張ってください！ (2021年3月4日 18時) (
レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
Pなつ(プロフ) - ぽんさん» すみません！忘れていました。今後気を付けます、教えてくれてありがとうございます！ (2021年2月16日 1時) (レス) id: 858f440854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わわん | 作成日時：2021年2月14日 17時
