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虎杖side
校庭に向かう途中、伏黒と釘崎と壬生先生についての話題になった
本当は雰囲気ヤバそうな人だから急いで向かおうとしたら、ゆっくり来いよって言われたので談話しながらの移動だ
「壬生先生…歩き方で分かっけど強そうだよな」
「はぁ？当たり前でしょ。知らないわけ？壬生家」
壬生家…？確か五条先生もさっき壬生家当主だとかなんとか言ってたな〜
「シラナイデス」
「壬生家ってのは表立って言えない様なことをやってる。殺し屋みたいなもんだ」
これだからなんも知らねぇパンピーは、と溜め息をつく釘崎に代わって伏黒が簡単に教えてくれた。
うん、さすが伏黒！
でも、それにしても……
「殺し屋みたいなもんって…ヤバくね？これ大丈夫なの？」
「少し前に当主が変わったって聞いたけど、初めて壬生家の人生で見たわね…」
「普通は生で見れねぇからな。生で見れる人ってのは上層部か呪詛師くらいだろ」
気付けば校庭に着いていて煙草を咥えた壬生先生の元に集まる
ただ居るだけなのに冷たい威圧感がすごい
レンズ越しの瞳は刺すように痛い
「お前ら一斉に来い。」
「いいんすか、同時に来て」
俺がそう言うと片方の口角を上げて煙を吐いた
すげー大人感。五条先生の先輩ってことは五条先生より年上ってことだもんな
何歳差なんだろう…五条先生とは違う大人の色気がムンムンだ
「俺は呪霊よりも人間の潰し方のほうがよく知ってる。ガキ3人くらいなんてことねぇよ」
その言葉が言い終わるのを合図に俺らは一斉に飛びかかった
「野薔薇、お前は力より機動力を活かせ」
「踏ん張りが足んねぇぞ恵」
「悠仁お前は少し小細工を覚えろ」
俺らにアドバイスをしながら攻撃を受け流して避けている壬生先生は煙草を片手に持ったまま。
つまり俺らは片手で翻弄されている
「避けてみろ」
煙草を咥えて両手を空けた先生を視認した直後、鳩尾に重い打撃が入って後ろに吹き飛んだ
「ぐっ、…は、」
え？いつ俺は打撃を喰らった？
痛みに耐えながら頭を動かしていると、釘崎も吹っ飛ばされ、伏黒はうつ伏せにされ両手を拘束されていた
「クソッ、」
「式神使いが両手とられっと詰みだぞ。手は死守しろ」
「女はどうしても力が足んねぇ。柔軟性あんだからそれ活かせよ」
「反応はいいが見てからじゃ遅せぇぞ」
横たわる俺らを見下す壬生先生の圧倒的強さに思わず笑みが零れた
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雪マカロン - 面白いです！更新頑張ってください！ (2021年3月4日 18時) (
レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
Pなつ(プロフ) - ぽんさん» すみません！忘れていました。今後気を付けます、教えてくれてありがとうございます！ (2021年2月16日 1時) (レス) id: 858f440854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わわん | 作成日時：2021年2月14日 17時
