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天狗面 ページ27

扉を開けた先には、天狗の面をつけた男性の人が立っていた。

あれ?キメツ学園の用務員さん??



「儂は鱗滝左近次だ。真菰を助けてくれてありがとう」

その人は綺麗に頭を下げた。


勝手に真菰ちゃんと錆兎君のおじいちゃんなのかなと推測した。

深く考えるな、って言うのはこの事かな。



「私は環Aです。こちらこそ怪我の手当をして下さり、ありがとうございます」

ぺこぉ!!と勢いよく45度のお辞儀をキメた。



それから鱗滝さんは私にこう言った。

「今夕飯が出来たから、食卓に運ぶのを手伝ってほしい」

「もちろん!!やらせてください!!!」



進んで運びまくった。

ご飯を食べさせてもらうんだから、これくらいはして当然だ。






いよいよ後は食べるだけ、という所で気づいた。



「あ、錆兎君。眼鏡持っててくれてありがとう」

「……ああ」

返してほしい、と遠回しに伝えると少し残念そうな顔で返された。

どうした???反抗期なの????(適当)



私が瓶底眼鏡をかけた所で、扉が開いた。



「すいません、遅れました」

青いジャージの青年が現れた。


……。

……???


と、とみ、冨岡ああああああ!?!?!?


ちょ、え??冨岡???なんで????



「この少女は?」

頭が真っ白になっていると、冨岡の声が遠くで聞こえた。


「今日私を助けてくれた、た」

「タヌ山タヌ子です!!!」


真菰ちゃんが笑顔で紹介しようとしたのを慌てて阻止した。


思い出した……鱗滝さん。

冨岡の育手だった人だ……。


一回訪ねた事があった…。



冨岡なぜか「俺の継子です」って私を鱗滝さんに紹介したんだよね。

めっちゃキレまくった記憶がある…なぜもっと早く思い出さなかったんだ。



はっ、と現実に戻る。

その場にいる全員が私を見ていた。


……タヌ山タヌ子なんて人いるわけないよね。

ゆっくり顔が青ざめていく。



「さて、全員揃ったのだからそろそろ食べよう」

鱗滝さんが呼びかけた。

おっと、神さまかな????




「いただきます」

全員で手を合わせて挨拶をした。



あ!このご飯すごく美味しい。

無心でもぐもぐした。



「美味いか?」

鱗滝さんの声がしてぱっと振り向く。


「はい!とても!……鱗滝さんが作ったんですか?」

「ああ」

「本当ですか!この肉じゃが、すごい美味しいです!!」

「そうか」


鱗滝さんがすごく優しい声をしているからつい喋りすぎた。

ひなげし→←飴と鞭的なあれですか



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設定タグ:鬼滅の刃 , キメツ学園   
作品ジャンル:アニメ
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彩羽_Iroha.(プロフ) - 雛子さん» そうだったのですね…!教えて頂きありがとうございます!これからも応援しています!良かったら仲良くさせていただけませんか…?m(*_ _)m (2019年11月5日 0時) (レス) id: 5b9a02ba17 (このIDを非表示/違反報告)
雛子(プロフ) - 彩羽_Iroha.さん» ありがとうございます!背景画像の水玉模様のことでしょうか??デザイン設定の背景画像で選んでます!これは2ページ目にあります〜 (2019年11月4日 18時) (レス) id: 3004313f3e (このIDを非表示/違反報告)
彩羽_Iroha.(プロフ) - こんにちは!はじめましてです。内容も最高でした、やっぱりキメツ学園いいなあ〜。ちなみになんですけど、背景のやつってどうやってますか、? (2019年11月1日 23時) (レス) id: 5b9a02ba17 (このIDを非表示/違反報告)
雛子(プロフ) - 鬼滅Loveさん» 笑ってくださって嬉しいです(照)頑張ります!! (2019年9月2日 23時) (レス) id: 3004313f3e (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅Love - え?なんですか?最高すぎません?笑いすぎてお腹痛いです!続きが早く見たいです!頑張ってください。 (2019年9月1日 23時) (レス) id: 001f58aed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雛子 | 作成日時:2019年8月7日 16時

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