#3 ページ4
……○●○……【Aside】
私も頷き､席に着く｡
私の席は一番前の窓側｡
「＿＿＿ね､さっき何の話してたの?」
私の後ろの席は湊くんで｡
ﾂﾝﾂﾝと肩を叩かれた｡
『えっとね､朝駅のﾎｰﾑで'友達になって下さい'って言われて…』
「は?めっちゃｳｹる｡
誰?女の子??」
『ううん｡男の子』
「は､男?なにｿｲﾂどこの…」
「古賀くん!!
今はSTの時間だから静かに!!」
担任の仲原先生がこっちに視線を向ける｡
湊くんは悪びれた様子もなく､
「仲ちゃんそんな怒ると美人な顔に皺増えるよ?」
なんて言って､皆を笑わせた｡
そして「ST終わったらまた話そうね」と耳元で囁いた｡
･
･
……○…○●○…○……
･
･
昼休み｡
私とゆっこと湊くんと天沢くんは､お昼ご飯を食べにｶﾌｪﾗﾝﾁﾙｰﾑに向かった｡
ここは学食が食べられる所｡
発券機で食べたいものを選び､ﾃｰﾌﾞﾙに設置されているﾓﾆﾀｰに番号が映ったら取りに行くｽﾀｲﾙ｡
私達は日当たりのいい席に座った｡
今日はﾐｰﾄｽﾊﾟｹﾞｯﾃｨにした｡
ｶﾌｪﾗﾝﾁﾙｰﾑに向かう前にゆっこ達にも朝の出来事を話した｡
「＿＿＿で､結局誰かは分かってないの?」
うどんを食べながら問うゆっこ｡
朝の出来事を笑いながらゆっこは聞いていた｡
『うん｡全然見たことない人だった』
「高校は?
制服とかで分かんなかった?」
『あ､制服はね､夢ノ咲学院のだったよ』
「「「夢ノ咲!?!?!?」」」
3人の声が重なる｡
「ちょ､それほんとに?
夢ノ咲ってあの夢ノ咲?」
『うん､あの夢ノ咲学院だったよ｡
･
………あっ!!!』
私はﾎﾟｹｯﾄからｱﾚを取り出す｡
駅のﾎｰﾑで見つけた……｡
･
『ｺﾚって夢ノ咲学院のﾓﾉだよね?』
ﾎﾟｹｯﾄに閉まっておいたのは､夢ノ咲学院の校章がはっきり印してある生徒手帳｡
*
*
……○●○●○……
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まふにゃん - この小説、もっと色んな人に見てもらいたくて、ぴくしｖに転載してもよろしいでしょうか？ (2020年4月11日 22時) (
レス) id: 07e2715aec (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - 更新、頑張ってください。応援しています！ (2018年5月6日 2時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - 思わず先が読みたくなる、素晴らしい作品ですね！続きがとても気になります。 (2018年5月6日 2時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさうさ | 作成日時：2018年5月1日 1時
