親友と一緒に転生したら、あの兄弟の幼馴染でした

8話 ページ11

楓side


Aと話しながら歩き、信号のある大きな交差点まで来る


ここの信号は他に比べて長いため引っかかると中々進めない


そのため止められないように早く渡ろうとする人が多い


うちは少しでも長く話をしていたいのでわざと引っかかるように歩いている


Aはそれを許してくれているのでいつものように横断歩道の少し手前に止まる


A「そうしたらね〜なんと妹まで東リべハマっちゃってさ〜」


楓「良かったじゃん、家でもその話ができるし。あ、ちなみに推しは?」


A「千冬くんだってさ〜」


楓「千冬か……いいね推し被りなしじゃん」


A「そうなんだよね〜ほんと助かったよ〜…あ、変わった」


と、Aが言ったので、少し名残惜しいが、横断歩道を渡る


渡り始めた時、ふと、彼女の目線が気になった


彼女は奥の方を見たかと思えば一目で分かるくらいに顔を真っ青にして


A「楓ッ!!!」


うちの名前を叫び、手を取る


楓「えっ……!!!」


ｷｷｨｨｨｨ!!!!!!!


何が起こったか分からず視界が真っ赤になる

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