甘えたいようで ページ38
大体音楽室での出来事になりそう…
今回もそうです 笑
.
御「……A」
「なに……?」
御「……ん」
ピアノの真ん前の席で、黙って両手を広げる一也くん。
「どうしたの…?」
御「…おいで」
優しい笑顔でそう言うので、胸がキュンと鳴る。
ピアノの椅子から立ち上がって、ゆっくりと一也くんに近寄った。
「え、えっと…」
御「ん?」
早く飛び込んでこいと言わんばかりに腕を広げる一也くんに、おずおずと彼の背中に手を回して抱きついた。
御「んー…」
すると、一也くんも私の背中に手を回した。
「一也、くん…?」
御「ごめん、ちょっとこのままで…」
「え、え…?」
普段あまりこんな事ないのに甘えるように私の肩に顔を埋める一也くんに驚きが隠せない。
「どうしたの…?」
御「俺だって甘えたい日くらいあんの」
「ま、待って…恥ずかし…御幸く….」
御「一也くん、じゃねえの?」
「うっ……一也、くん…」
そう呼べば、満足そうに笑って私の顔の真ん前に顔を移した。
御「…かわい」
「っ……ち、近いよ…」
御「近くしてるんだから当然だろ?」
コツン、と互いの額が当たる。
近すぎて、目をギュッと瞑った。
御「キスしていい?」
「……うん」
御「ありがと」
一回、リップ音を立てて唇が重なる。
離れた後、一也くんは私の目をじっと見てから、また唇を重ねた。
「ん……待っ…一也くん…!」
御「やだ」
離れようとする私を強く抱き寄せる。
息が苦しい訳ではないが、恥ずかしくて仕方がなかった。
何度もキスされて、やっと離れる。
御「……ごめんな」
「…………」
御「怒った?」
「ううん。ただ恥ずかしかった、だけ…」
下を向いた私の頭を優しく撫でた一也くん。
「心臓に悪い…」
御「そこまで言う?」
.
ザ、欲望☆←
ちょっと強引な御幸くんが見たい…!
ダイヤのA 見てるせいで野球のルールとか覚え始めた 笑
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みくる(プロフ) - 柚木なずなさん» ありがとうございます!ユーフォ担当だったんですね!ユーフォの音色凄く好きです! (2020年7月20日 17時) (レス) id: 4e9f5b28a7 (このIDを非表示/違反報告)
柚木なずな - キュンキュンありがとうございます!ユーフォ担当だったので、少し登場して嬉しいです!これからも、楽しみにしてます! (2020年7月19日 23時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みくる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mikuruhomupe/
作成日時:2020年6月6日 15時