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御「…今、なんて?」
聞き間違いか確認したいのかそう聞いてきた。
「ふふ、一也くんって言った」
仰向けに寝転んでいる私の真上にある御幸くんの顔に手を伸ばしながら言う。
すると、御幸くんが蹲み込んで顔を隠してしまった。
「……?どうしたの…?」
御「……寝て、杠葉」
「さっき家帰ってから寝ろって…」
御「前言撤回」
未だに顔を見せてくれない御幸くんに頰を膨らませる。
「……一也くんのバカ」
御「怒んなって」
「じゃあ顔見せて」
御「それはやだ」
余計に不満で、下から御幸くんの顔を覗いた。
その顔は、真っ赤で。
「……一也くんって呼んだの、ダメだった?」
御「ダメじゃねぇよ。でも不意打ちは無理…」
赤い顔のままそう言う御幸くんがなんだか可愛くて、両手で御幸くんの頰を包んだ。
「…あつい」
御「…Aの意地悪」
「へへ、名前だぁ…」
御「今日どうしたんだよお前」
「なんかね、頭がふわふわするの…」
御幸くんの頰から手を離して、床につける。
そのまま寝ようとすると、御幸くんがため息をついた。
御「…今何時でしょう」
「…18時くらい」
御「残念、19時でした」
「……ん」
御「帰らないと親が心配するぞ?…ほら、起きろ」
「…私一也くんのキスがないと起きない」
御「しねぇよ、眠れる森の美女じゃねぇんだから」
「…………」
御「…あー、分かった。すればいいんだろ?」
ちゅ、と音が鳴って、唇が重なった。
御「………ん」
「……ありがと、一也くん」
立ち上がって言う。
この日から、私達は名前呼びになった。
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付き合ったら急に積極的になるAちゃんと、そんなAちゃんに振り回される御幸くん。
……いいんだか、悪いんだか 笑
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みくる(プロフ) - 柚木なずなさん» ありがとうございます!ユーフォ担当だったんですね!ユーフォの音色凄く好きです! (2020年7月20日 17時) (レス) id: 4e9f5b28a7 (このIDを非表示/違反報告)
柚木なずな - キュンキュンありがとうございます!ユーフォ担当だったので、少し登場して嬉しいです!これからも、楽しみにしてます! (2020年7月19日 23時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みくる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mikuruhomupe/
作成日時:2020年6月6日 15時