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あの日に… ページ26

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雛side


「凪」

凪「何?A」

「……ここ」

凪「あぁ、そこはね…」


放課後の2年B組。


Aが問題を指差すと、新田は顔を近づけて教え始めた。


2人は学年の中でもかなり上の学力であるため、周囲からの信頼も厚い。


新田なんか学級委員だし、Aは生徒会に推薦されたくらいだ。


そんな2人と普段一緒にいる私も変に期待されて、プレッシャーがすごい。


てかやっぱり御幸には申し訳ないけどこの2人お似合いだな…


凪「分かった?」

「……ん」

凪「よし、偉い偉い」

「子供扱いしないで……」

凪「俺の中じゃいつまでも妹みたいなもんだよ」


そう話す2人は恋人か兄妹にしか見えない。


「雛?なにボーッとしてるの?」

雛「え!?あぁ、なんでもない、よ?」

凪「Aもたまにボーッとしてるよな、なんかあった?」


新田がそう聞くと、フリーズしたA。


そのまま顔を真っ赤にした。


雛「え!?どうしたA!?」

凪「…御幸になんかされた?」

「っ……あのね…」


下を向いて話し始めた。


どうやらAは熱の所為で倒れてしまったらしく、それを運んだのが御幸だったらしい。


「それで…あんまり覚えてないんだけど、保健室で誰かに好きだよって言われた気がして…」

凪「……その声が御幸の声だったかもしれないと」

「……うん」


更に顔を真っ赤にしたA。


…お互い両思いなのに、なんて焦ったいんだ

作者から→←ドキッて…



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みくる(プロフ) - 柚木なずなさん» ありがとうございます!ユーフォ担当だったんですね!ユーフォの音色凄く好きです! (2020年7月20日 17時) (レス) id: 4e9f5b28a7 (このIDを非表示/違反報告)
柚木なずな - キュンキュンありがとうございます!ユーフォ担当だったので、少し登場して嬉しいです!これからも、楽しみにしてます! (2020年7月19日 23時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みくる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mikuruhomupe/  
作成日時:2020年6月6日 15時

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