なないろ［短編］

Gear2〈3〉 ページ18

スタジオを除くと


明らかにさっきよりヒートアップしてる様子。









「押してるみたいっすね」








後ろから

超特急のメンバーの方が喋りかけてきた



えーっと確か…







「えっと 超特急の リーダーさんですよね」









「あ リョウガっす、一様リーダーやってます」







そうだ！

リョウガさん！








「AAです」








「いや あ はい(笑)」







なんかヘラヘラ笑いながら返事をしたリョウガさん






「ど どうかしました？」








「いや Aちゃんくらいの子が自己紹介するんだなって思って(笑)」







「そ そんなことないですよ！

それに お名前伺っておいて自分は名乗らないなんて失礼ですし！」









「ふ(笑)謙虚っすね」







なんて言って

からかってくるから







「…バカにしてます？(笑)」






って

少しわざとらしく睨んでみた








「そ そんなことないない！バカになんてしてないっすよ！(笑)」









「絶対嘘だーー(笑)」









「おい リョウガーー ってAちゃんや！」








確かこの方は…

1番の…




コーイチさん！









「コーイチさんですよね AAです」





小さくお辞儀をすると







「おん 知ってるで(笑)

ってかリョウガ〜 お？お？お前もついに、




「はーい コーイチはもう黙ってー」







「アヒャヒャヒャ(笑)おもろ」








「じゃ Aちゃん そろそろ」









「あ はい じゃあ」









リョウガさんはコーイチさんの

腹を1発殴ってから楽屋に戻っていった







「…い、ててて…

てか、ちょちょ、Aちゃん リョウガが女性芸能人と話してるところなんで滅多にないで？

てか 初めて見たわ〜

仲良くしたってな？(笑)」






「じゃあまたなー」と言うように

ニヤニヤしながら手を振って

コーイチさんも楽屋に戻っていった。









「リョウガさん…」









そう一言だけつぶやいて




自分も楽屋に戻っていった。









もう運命の歯車が回り出していることは

まだ2人とも知らない。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←Gear1〈3〉

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す