37話 ページ19
『あはは…俺、待ち合わせがあるから…』
現在俺はこの目の前の女子をどうするか迷っている。
ぼーとしていたら知らない間に周りにいた。
本当に油断していた。
真緒からも気をつけろって言われてたんだけどなぁ…。
『っていうか…真緒も見てないで助けろよ…!』
その注意しろって言った本人は女子の数歩後で不貞腐れている。
わかり易く片頬を膨らませて端末を弄っているけどお願いだから助けてくれ。
『えーと…ほんと、ごめん!』
女子の隙間を抜けて真緒の手を引っ張り走る。
突然の事で女子も真緒も驚いているが許してくれ。
俺は泉さんじゃないから女子にキツく言うのは慣れてないんだよ!
『はぁっ…ここまで来れば大丈夫かな…』
「…逃げれるならもっと早く逃げろよな…」
『助けてくれてもよかっただろー?』
「だってA、満更でもなさそうだったじゃん」
『いや…あの…うん…』
この子本当にめんどくさいな!?
やたらと突っかかり激しいし、見るからに不貞腐れてるし、なんなんだ!?
『なーあ? 真緒ちゃーん。いい加減機嫌治してくれよー』
「別に怒ってないし」
『その顔で言われても』
こういう時ってどうやって機嫌とればいいんだろうか。
手を繋いでみるとか? あーんしてみるとか?
でもまずは原因が分からないとな…俺は絶対繰り返す(マジ顔)
『まーおー。本当に凛月が言ったみたく構ってやってないから拗ねてんのか?』
「…」
『真緒?』
「…だって、Aが転校初日からずっと席隣だし、俺が1番最初に話したし、玲明の時だって… なのに最近瀬名先輩と2winkばっかじゃん…」
胸が撃たれた気がした。
効果音を付けるならｽﾞｷｭﾝってやつだと思う。
可愛い…なんて可愛いんだ…!
頬を染めてちょっと目をそらしてぎゅうっと俺の手を握る真緒が可愛い!
『〜ｯ! ごめんなぁ! ほんっとにごめん! そうだよな…真緒は夢ノ咲で1番信用してるよ』
「!!!」
『構ってやれなくてごめん。気づいてやれなくてごめん。俺がつらい時気づいてくれたのな』
「…俺こそ、子供でごめん…」
少し嬉しそうな真緒の顔を確認し、手を握り直す。
そして今日のデートプランに移るのだ。
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紅蓮華 - 落ち決まってなかったらアンケートで名前上がった全員書けば良いんじゃないですか？これからも頑張ってください！ (2020年3月19日 14時) (
レス) id: 1fa4972d94 (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» ありがとうございます! そう言っていただき光栄です! (2019年4月28日 9時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - ひかえめにいって好きです！がんばってください！ (2019年4月27日 19時) (レス) id: e4352aec9e (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - 夜月さん» ハラショーさんで合ってますよwww めちゃくちゃ好きでお名前と容姿をお借りしました(土下座) (2019年2月11日 21時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 最後急にえりちが好きです。とか言い出したから「あれ?どっか飛ばしたかな?」と思って再度読み返したら綾瀬絵里って出てきたから、「え?えりち？金髪青眼のハラショーさん??」ってビックリしました。え?合ってる？ (2019年2月9日 2時) (レス) id: 4a6cf1e43a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろーずまりー | 作成日時：2018年1月23日 5時
