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二部始まり始まり ページ2

結局俺はひーくんにちゃんと気持ちを言えなかった。
いや、言えたっちゃ言えたのか。
ボーとしてると家ではなく兄がいた寮に着いた。

『…よし』

最早顔パスである寮の入口に入りエレベーターに乗る。
兄貴か陽さんがいてくれるといいんだけど。

『ちあーす』
「女子の挨拶じゃねーな」
『ははっ、ちわッス陽さん。いてくれて助かりましたよ』

俺が突然お礼を言うもんだから陽さんは驚いた顔で俺を見る。

「A、今日はどうしたの? 海なら仕事でいないよ」
『涙ちゃんもちわッス。実はお願いがあってきました』
「珍しいな、Aからのお願いとか…あ、漁船に乗ってどうとかは嫌だかんな?」
『言わねーよ…じゃなくて、髪を切ってほしいんです』

髪を伸ばしてた事情を知ってる陽さんの驚いた声が共有ルームに響く。
何を思ったのか涙ちゃんは俺の髪を弄ってる。

「おま…正気か!?」
『出来れば新さんより短めに切ってもらいたい』
「はぁぁぁぁ!?…ッあぁもう!ちょっと待ってろ。恋も呼ぶから」

それから数分もたたぬまに恋さんもやってきた。
事情を陽さんから聞いたのか顔を真っ青にしながら俺の肩を揺らす。

「どうなっても知らねーぞ!?」
「まだ間に合うよ!?ホントにいいの!?」

そう言われ頷くと少しづつ切られてく俺の髪。
これでいいんだ、少しでも決別できるなら。
そして1時間も経たないうちにに俺の髪は短くなっていた。

「横の髪とか上げてカラーピンで止めると可愛いよ!」
『あぁ、一時期陽さんがやってた…』
「……頑張るAちゃんに恋君からプレゼント!」

手に無理矢理何かを握らせるとニッコリと笑った。
普通に可愛いから思わず見とれてしまった。

『よし、月曜日から頑張らなきゃな』

気合を入れ替え月曜日に備える。

これは男前系女子とそんな女子に惚れたアイドルの物語

24話-朔間凛月said-→←改めて設定(追加有)



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紅蓮華 - 落ち決まってなかったらアンケートで名前上がった全員書けば良いんじゃないですか?これからも頑張ってください! (2020年3月19日 14時) (レス) id: 1fa4972d94 (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» ありがとうございます! そう言っていただき光栄です! (2019年4月28日 9時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - ひかえめにいって好きです!がんばってください! (2019年4月27日 19時) (レス) id: e4352aec9e (このIDを非表示/違反報告)
ろーずまりー(プロフ) - 夜月さん» ハラショーさんで合ってますよwww めちゃくちゃ好きでお名前と容姿をお借りしました(土下座) (2019年2月11日 21時) (レス) id: 87ddca98fd (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 最後急にえりちが好きです。とか言い出したから「あれ?どっか飛ばしたかな?」と思って再度読み返したら綾瀬絵里って出てきたから、「え?えりち?金髪青眼のハラショーさん??」ってビックリしました。え?合ってる? (2019年2月9日 2時) (レス) id: 4a6cf1e43a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーずまりー | 作成日時:2018年1月23日 5時

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