明日も９ ページ10
そして、夜
玄関を開けた途端、外の空気は少し冷たくて袖を最大限の伸ばして歩く
遠くに人影が見えた
勝己と、出久
大好きな大好きな、たった２人の幼馴染み
１日ぶりにみる勝己は昨日の喧嘩のせいか、傷が目立っていて、本能的に治癒しようと触りそうになってしまう。
ダメだ、触れたら決心が鈍ってしまう
「ごめんね、待たせて」
「ううん、全然僕達こそごめんね。急に呼び出しちゃって」
勝己は地面を睨み付けたまま、何も言わない
都合がいいや、言われる前に、言ってしまおう
「ね、…かつ、」
その時だった
２人の手がこっちに向かってきた
そうだ、勝己と出久は殴りあって、喧嘩したって言ってた
もしかして、私も、殴られる？
そんな拳で語り合おうみたいな感じなの…?!?!
ぎゅっと衝撃に備える
でも、痛みなんていつまでも来なくて
代わりに来たのはあったかい、２人の体温で
あぁ、抱きしめられたんだ、って気づいた
「「ごめん」」
「っ、なんで、」
やめて、やめてよ、せっかく決めたのに、
２人の枷になりたくないって、私は１人でも大丈夫だからって、
「Aちゃんが、神野の事件で１番悔しい思いしたって、わかってた筈なのに、それで無理してるのも、わかってたのに、止めてあげられなくてごめん。」
「無神経な事言って、お前傷付けて、一番近くにいたのに気づいてやれなくて、悪かった。」
なんで、なんで、どうして、
涙がぶわって目尻に溜まっていくのが分かった
「なんで、２人が謝るの、」
悪いのは１人で突っ走った私なのに
きっと心のどこかで気付いてほしかったんだと思う。
努力を認めてほしかったんだと思う。
１番近くにいた２人に、頑張ってるよって言って欲しかったんだと思う。
「私は、２人に全部隠してて、何も言わなかった。なのにブチ切れて、勝己に酷いこと言った、ごめん、」
３人とも、すれ違い過ぎていた
近くに居すぎて、わからなかったんだ、
ねぇ、神様、まだ私は２人の隣にいていいのかな
癒波A:オリジン
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ここが、癒波Aの
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
