明日も１０ ページ11
「僕達、Aちゃんに話さなくちゃいけないことがあるんだ。」
「うん、なに？」
Aちゃんを２人で抱き締めて、その後僕達はたくさん話をした
門の前で座り込んで、時間も忘れて話した
僕とかっちゃんは殴り合ったけどAちゃんに対してそんな事するはず無くて、じゃあ何が良いかって話をする事だって満場一致だった。
ねぇ、１人で抱え込まなくて良いんだよ
辛い事は３人で分け合って、楽しい事は３倍にしようって、
ありきたりな言葉にAちゃんは心底嬉しそうに笑ってくれた
しんどい時はしんどいって言う事、もう１人で泣いたり無理したりしない事、
Aちゃんは僕達に呆れられた、怒られると思ったって言った。
そんな訳ないのに。
こんなに３人で長く話したのは初めてだった
個性の話もAちゃんは黙って聞いてくれて、あぁ、だからあんな怪我したんだ、って言って
僕の個性の話は僕達３人の秘密になった
「私も、２人に内緒にしてた事があるんだ」
Aちゃんがそう言って深呼吸するから何だろうと身構える
「医師免許を、取ろうと思って」
「医師免許…？」
「あれか、治癒ババアの持ってる」
「うん、治癒や医療個性の為の特別な免許。ほら、普通のより年齢が引き下がってるやつ。病気は治せない、で終わるんじゃなくて、治せないなら治せる技術を身に付けようと思ったんだ。」
「メディカルヒーロー、ローリェチカになるために」
にいっとまだうっすら涙の残る瞳を細めたAちゃんはもう十分ヒーローだと僕は思った
「無理してたら止めるし何か隠し事したらぶっとばす」
「わかったわかった」
そうやって言うAちゃんはいつも通りで、安心した
Aちゃんはかっちゃんに追い付く為に必死に足掻いて、かっちゃんはAちゃんに相応しい男になるために無茶苦茶に自分を追い込んで
もうこの2人お互い好き過ぎてどこまですれ違ってんだろうって思ったけど
でももう大丈夫だよね。
これからは２人で、お互い支えあってね
せめてAちゃんに幸せになって欲しいから
その隣が僕だったらって思うのは
やっぱりわがままなのだろうか
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シトロン - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっています！読むたびに胸きゅんする作品でとても素敵です！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年12月15日 14時) (
レス) id: 22bac4a663 (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - ひなさん» 本当ですか！？さっき直したと思ったんですが、まだ７に行くようになっちゃってますか？！ (2018年2月10日 15時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ごめんなさい間違えました！ (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - この小説の続きへを押すと7にいってしまうようになってますよー (2018年2月10日 14時) (レス) id: e3fe067d7a (このIDを非表示/違反報告)
akamaru(プロフ) - 妃薫。さん» コメントありがとうございます！かっちゃんの幼児化1度やったのですが、短かったのでじっくりやるのもいいですね！´`*続編に進みましたので、そちらでもよろしくお願い致します！ (2018年2月10日 13時) (レス) id: 8e554ad2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：akamaru
| 作成日時：2017年12月7日 16時
