過酷な魔界をバビルス教師というステータスと妹属性と科学で生き抜きます！！

21▼ちなみに去年の優勝者は…｢僕だよ！！｣いやダリ先生は絶対振り回す方なので違いますね。 ページ24

早朝 悪魔学校

「おはようございまぁーすっ！！！」

誰もいない職員室に向かって朝の挨拶をする。分かってたけど返事が来ないのって結構寂しいですよね。

そんなことより今日の授業の準備しなきゃ！

「えぇっと今日は……」

「「使い魔召喚授業」…？」

「えっわっ、ダリ先生！？おはようございますっ！！」

びびび、びっくりしたぁぁぁ……いつの間に後ろに……ｯｯ！！？

「ははは、おはようございます、夢主先生。そんな驚くことないのに〜」

「もー、驚かさないで下さいよぉ〜〜！！」

「そんなに驚かしたつもり無いんだけどなぁ…」

わざとらしくしょもん、という顔をするダリ先生。この悪魔のこういう所って私が生徒の時から変わってないんですよね！

「ところでダリ先生、使い魔召喚授業の先生ってもしかして……」

｢もしかしなくても私だ｣

頭上から突然の声。ちょもうほんとびっくりするからやめて欲しいんですよね。羽もげるかと思うんですよ？？？

｢ﾋｪｱｯｯかっカルエゴ先生おはようございます…羽もげるかと思いました……｣

｢…ハァ？何の話だ。そんなことよりクラフター貴様、さっさと支度を済ませろ｣

｢したく……？？｣

何ですかそれ、と首を傾げるとギロリと睨まれました。待って私まだ何もしてないごめんなさいでも待って私何も悪いことしてない気しかしないんですがあのそれは〜〜()

｢あぁ、夢主先生使い魔召喚授業の補佐の助手って聞いてません？｣

な に そ れ 聞 い て な い で す

｢えっちょっはつ、初耳なんですが！！？｣

あたふたしてる間に支度を済ませたらしいカルエゴ先生に強制連行される私、この上なく可哀想なのでは……？？
今年の理不尽・不運・哀れでしょう悪魔ランキングバビルス教師陣部門はぶっちぎり優勝できそうな気がします。

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