42話 ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス ページ44
Aside
フッと芥川さんの背後から現れる中島さん。
それを見てそれはそれは愉しそうに嗤う芥川さん。
芥川「『羅生門・
互いが本気になって戦う。
叢…まるで手ですね。
太宰「はぁーい、そこまでー」
そんな白熱した戦いぶりを見せていた2人の間にたって
この場に似合わぬ呑気な声をあげるのは、
助けに来てくれた太宰さん。
太宰さんの触れた中島さんと羅生門は無力化され、
消えていったり元の姿に戻ったりした。
樋口「貴方、探偵社の───!何故ここに」
太宰「助けを求められたのもあるけど───
美人さんの行動が気になっちゃう
こっそり聞かせて貰ってた」
貴「犯罪ですよ太宰さん…現行犯逮捕です」
にこやかに云う太宰さんに冗談を云う僕。
そんなぁ!って悲痛の叫びをあげて
のってくれる太宰さんはいい人ですね。
ツッコミ不在ですどうにかしてください。←
樋口さんは焦ったようにポケットをまさぐり、
盗聴器を発見する。
思い当たる節は、そう。
探偵社で心中に誘ってた時。
あの時こっそり盗聴器を仕込んだのである。
樋口「では最初から──私の計画を見抜いて」
そゆこと、とにっこり可愛らしく笑って云う太宰さんは
すぐに中島さんを起こしにかかる。
ぺちぺち頬を叩いて2人も負ぶって帰るの厭だと。
ぺちぺち叩くなんて…
可愛らしすぎでないですか太宰さん。←
そんな太宰さんに生きて帰す訳には、と
銃を向ける樋口さん。
それを見て今まで黙っていた芥川さんが
厨二チックに笑って樋口さんでは勝てぬからと
手を出して止める。
芥川「太宰さん、今回は退きましょう──。
然し人虎の首は必ず
ふむ、さん付けとな…。
芥川さんの言葉を聞いて疑問に思ったのか、
なんで?と返す太宰さん。
芥川「簡単な事。その人虎には───
闇市で七十億の懸賞金が懸かっている。
裏社会を牛耳って余りある額だ」
太宰「へえ!それは景気の良い話だね」
ぱあ、と笑って云う太宰さん。
この内容を景気が良いの一言で終わらせるあたり
矢張り太宰さんは────。
芥川「探偵社には
その時素直に七十億を渡すなら善し。
渡さぬなら─────」
──
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赤梓 マーチ(プロフ) - *yuara*さん» コメントと応援ありがとうございます!夢主ちゃんの画像は私が投稿しているイラスト集に貼ってありますよ!よかったらそちらを見ていただけると嬉しいです!これからも何卒夢主ちゃんをよろしくお願いします! (2018年4月30日 16時) (レス) id: 6b5f2ab21e (このIDを非表示/違反報告)
*yuara* - 誠に勝手なのですが、夢主ちゃんの画像見たいです!面白いです!!!!!続編楽しみにしてますね☆ (2018年4月29日 21時) (レス) id: 8373046493 (このIDを非表示/違反報告)
March( *˙ω˙*)?(プロフ) - 雛さん» そそそ、そういえばそうでした…!これからも頑張らせていただきます!コメントありがとうでした! (2017年12月30日 2時) (レス) id: 6b5f2ab21e (このIDを非表示/違反報告)
雛 - 太宰さんとコノハの声優さん同じ人なんですよ…(笑)更新頑張って下さい!応援してます! (2017年12月29日 13時) (レス) id: 9bafc33712 (このIDを非表示/違反報告)
March( *˙ω˙*)?(プロフ) - 桜紅葉さん» 2の方からちょっとずつ出番増やします!あんま出てなくてごめんなさい(´・ω・`) (2017年11月4日 19時) (レス) id: 6b5f2ab21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マーチ( *˙ω˙*) | 作成日時:2017年5月2日 15時