34話 ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス ページ36
Not side
街中の交番───。
その中に入っていくのは黒髪の黒い外套を着た一人の男性。
何やら黒い鞄を持っている。
彼は病気を患っているのかゴホゴホと咳をしながら入っていく。
男性「ゴホ、ゴホッ……道に鞄が落ちていました。
遺失物かと」
遺失物…つまりは落し物である。
ニコッと笑って対応する軍警察の人。
軍警察1「じゃあこの書類に詳細を───」
軍警察2「おや?あんたどっかで……」
男性「────流石、もう看破なされたか。
やはりこの街の軍警は頗る優秀だ」
ズズズズズ、と黒外套から何かが出てくる。
軍警察3「おい
ザッと身を引いて気づくも時すでに遅し。
最後に見えたのはニヤリと笑う男性の姿──。
────────
─────
──
そして数刻経った時。
例の黒外套の男性は来た時と同じように、
咳をしながら去っていった。
するとその男性とすれ違って交番に入る一人の女性。
女性「あのォ、道をお尋ねしたいんですが
──────ひぃッ!?」
交番の中を見た女性。
その交番は惨殺された軍警察のタヒ体とそれの血でいっぱいであった。
女性はドッと座り込んで小さく悲鳴をあげる。
そんな女性を見かけた街ゆく人々も、交番の中を覗く。
女性は真逆と思い、先程すれ違った男性を指差す。
然し────。
ドォッと爆発が起きたため、
女性は言葉を続けることが出来なかった。
爆弾は例の遺失物として扱われていた鞄の中身。
黒外套の男性は、ピッと携帯で誰かに電話を掛けた。
男性「終わった。次は?」
─────────
──────
──
一方の探偵社。
そんなことが起きているなど露知らず、
国木田青年は掃除機をかけて掃除をして、
太宰青年はヘッドフォンを耳に当て、
何か音楽を聞いているようだった。
太宰「一人では〜心中は〜出来ない〜」
何やら物騒である。←
そんな太宰青年を見つけ、国木田青年は邪魔だから退けと
つい掃除機を持つ手に力を入れつつ云う。
然し見向きもせずにヒラヒラと手を振るのみの太宰青年。
国木田「全く何故こんな奴が探偵社に…」
我が理想にはこんな…とぐぬぬ…と表情を
変えながら呟く国木田青年。
ぱっと太宰青年のヘッドフォンを奪ってその耳元で
仕事はどうしたのだと怒鳴る国木田青年。
──────
☆文☆字☆数っ☆(深夜テンション)
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赤梓 マーチ(プロフ) - *yuara*さん» コメントと応援ありがとうございます!夢主ちゃんの画像は私が投稿しているイラスト集に貼ってありますよ!よかったらそちらを見ていただけると嬉しいです!これからも何卒夢主ちゃんをよろしくお願いします! (2018年4月30日 16時) (レス) id: 6b5f2ab21e (このIDを非表示/違反報告)
*yuara* - 誠に勝手なのですが、夢主ちゃんの画像見たいです!面白いです!!!!!続編楽しみにしてますね☆ (2018年4月29日 21時) (レス) id: 8373046493 (このIDを非表示/違反報告)
March( *˙ω˙*)?(プロフ) - 雛さん» そそそ、そういえばそうでした…!これからも頑張らせていただきます!コメントありがとうでした! (2017年12月30日 2時) (レス) id: 6b5f2ab21e (このIDを非表示/違反報告)
雛 - 太宰さんとコノハの声優さん同じ人なんですよ…(笑)更新頑張って下さい!応援してます! (2017年12月29日 13時) (レス) id: 9bafc33712 (このIDを非表示/違反報告)
March( *˙ω˙*)?(プロフ) - 桜紅葉さん» 2の方からちょっとずつ出番増やします!あんま出てなくてごめんなさい(´・ω・`) (2017年11月4日 19時) (レス) id: 6b5f2ab21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マーチ( *˙ω˙*) | 作成日時:2017年5月2日 15時