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ミコト「あらぁ…ヒナミは凄いわね」

「あ、ありがとう…ございます。洗濯物を取り込んできます」

ミコト「ありがとうね」

イタチ「ヒナミ、お客さん」

ミコト「お友達かしら?」

「今行きます」


「こんにちは」

カカシ「こ、こんにちは……」

アスマ「よ!」

イタチ「こんにちは」

「「「………」」」

カカシ「あの、体調は…」

「問題ないです」

カカシ「そ、そう。俺のこと、覚えてる?」

「いえ」

カカシ「そっか……記憶が戻ったらまた来る」

「そうですか」

イタチ「どなたですか?」

カカシ「俺ははたけ、カカシ。ヒナミの同期だよ」

アスマ「俺はコイツの付き添い。同じく同期の猿飛アスマ」

「ふーん……そうだ洗濯物」

イタチ「手伝うよ」

「サスケ君と一緒にいてあげてくれる?今少し寂しがってる」

イタチ「わかった」

「それでは」

カカシ「あっ………」



「……」

フガク「どうした?神社の松明か…」

「父上……」

フガク「……」

「かつて父上と呼んだ人は、火のような方だったような気がします……」

フガク「火、か」

「道を照らし人々を導く……そんな気が」

フガク「そうか…」

「私は、風……だった気がします」

フガク「風、か」

「確か、暴れて手がつけられなくなる、と」

フガク「ふ……たしかにそうかもしれんな」

「なかなか的を射てるのでしょうか」

フガク「あぁ。お前は一度暴れると止まることを知らない竜巻のようになるからな」

「それは……こまりますね」

フガク「そうだな。だが普段の人を助け慈しむお前はそよ風だ。我が家に新しい空気を入れてくれた……。警務部隊はどうだ?」

「皆さん優しいです……」

フガク「そうか。良かった」



シスイ「お!ヒナミ」

「シスイ…任務帰り?」

シスイ「猫探しだけどな」

「お疲れ様」

シスイ「ヒナミは何してたんだ?」

「丁度、釣りに行こうと思ってた所、だよ」

シスイ「俺も行く」



「今日は大漁だね」

シスイ「そうだな!余った分は干物にしとくか」

「あうっ」

シスイ「ヒナミさん!!」

突如川岸の岩が崩れ、ヒナミが丁度立っていた場所が崩れ落ちた。

「いっつつ……あ!!」

頭を河床の石にぶつけたらしく額から血を流しながらヒナミは立ち上がった。石に頭を打った瞬間脳内に弾けるように記憶が蘇ったのだった。

そして慌てて駆け寄ってくるシスイを視界の端に捕らえながらふらりと倒れ込んだ。

かくして記憶が戻ったヒナミは暗部へ戻った。

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設定タグ:NARUTO , うちはオビト , はたけカカシ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:瑠威 | 作成日時:2023年4月21日 14時

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