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暗部「御影。よそ見するな」
「！はっ」
暗部「感知」
「前方敵約20、2時方向10、10時方向10」
暗部「迂回は…無理か。よし、一点突破を目指す。進行するぞ。2時方向」
「「「はっ」」」
「隊長、さらに50m奥に敵の本隊が！！こちらに向け進軍中」
暗部「くっ……一点突破する」
暗部「御影！！お前達だけでも！」
「嫌です」
暗部「はぁ？！」
「仲間を大切にしない奴は…クズです」
暗部「ふっ……甘いな。が、好きにしろ」
「はい！応援はもう呼んである……それまで耐えれば……！」
暗部「お前ら！諦めるな！！必ず帰るぞ！」
「「「「はい！」」」」
カカシ「い班が…？」
ミナト「あぁ。救援信号を受け取ってる。今すぐ応援に行ってもらう」
「「「「はい！」」」」
カカシ「酷い…………」
暗部「そうだな。生存者は……いなそうだ」
カカシ「！……この面………」
暗部「知り合いか？こりゃ……心臓に貫通してるな……」
カカシ「御影……」
「………………………ぁ……」
カカシ「呼吸がある……！！しっかり！」
暗部「ウッソだろ……タフな子だな！いたぞ！生存者だ！医療班！！」
医療「えっ……生きてるぅ？！とにかく急いで運ぶ準備を！俺たちは応急処置で精一杯だ！」
カカシ「御影は、ヒナミは…？！」
看護師「心臓はスレスレで助かったけど、ザックリ貫通してたから緊急処術中よ。出血もかなり酷かったから、助かるかは……怪しいわ」
カカシ「………お願い、します。俺、あいつにまだ、謝れてない……酷いこと言ったままで…………そうか、俺は…ヒナミのことが…………」
看護師「医忍達に伝えておくわ」
カカシ「ありがとう…ございます」
紅「死んだりしたら、許さないわよ！」
アスマ「落ち着けって」
紅「だって……リンの次はヒナミまで…」
アスマ「部隊は全滅したんだとよ…最後まで全員奮戦したそうだ。生きて帰れただけで儲けモンだ。今、あいつも頑張ってる…俺たちはあいつを信じてやろうぜ。」
紅「………そうね」
ガイ「あいつは俺にも負けぬアツイ奴だ！必ず戻ってきてくれるさ！」
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作者名：瑠威 | 作成日時：2023年4月21日 14時
