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「私は……クシナ先生を尊敬しているんです」
クシナ「い、いきなりどうしたってばね？！嬉しいけど…」
「優しくて、明るくて、あったかくて…心が強くて……どうやったら、私もクシナ先生みたいになれますか？私は…人が嫌いで、怖くて俯いてばかりで、勇気もなくて……。私は、変わりたいんです」
クシナ「うーん……ヒナミは、ヒナミが思ってるよりもずーっと素敵な女の子だってばね！そう卑下しないの！」
「で、でも………」
クシナ「そうだ、コレあげるってばね」
「これは…？」
クシナ「私のと色違いの白い髪留め！この間買ったんだけど、私の髪には合わなかったってばね……使ってくれる？」
「あ、ありがとう…ございます」
クシナ「うん、似合ってるわ！」
「ふふ……大事に、します」
クシナ「これでちょっと私っぽくなったってばね？」
「たしかに…？」
クシナ「いい？変わろうって気持ちは、ヒナミを成長させてくれるエンジンになるけど、自分を否定しすぎちゃうのは良くないわ」
「はい」
クシナ「うん、よろしい！最近ヒナミ、表情が明るくなったのはそう言うわけだったのね」
「私も、クシナ先生みたいに…明るくて、強くて、優しい人に……なれるでしょうか」
クシナ「なれるってばね！」
「ありがとう、ございます」
クシナ「ほら、髪も伸びてるし１つに結んでもいいんじゃない？うん、さっぱりした！」
「涼しい……いいですね」
クシナ「うん、ヒナミ、クシナ化計画始動だってばねー！」
「ふふ」
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作者名：瑠威 | 作成日時：2023年4月21日 14時
