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肩が少し濡れている。カカシが泣いたのはこれが初めてなのでは、と場違いなことを考えながらヒナミはぽんぽんと震える背中をあやすのだった。
カカシ「その、ごめん…」
「落ち着いた？」
カカシ「ウン…」
「良かったぁ」
カカシ「ヒナミだって辛いのに、すまない」
「いいの、これでも一応一個だけ歳上なんだからこういう時くらい歳上面させてね」
ふふ、と笑い声を溢すとカカシの表情もほぐれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「四代目の護衛小隊長に私を…？」
ミナト「うん。みんなには飛来神を使えるようになってもらいたくてね。君は瞬身使いだし、僕と戦闘スタイルが似てる。使いこなせるようになれば大きく成長できると思うんだけど、どうかな？」
「喜んで」
ミナト「ん！ありがとう。暗部の仕事と上忍としての仕事と、両方出てもらうことになる。忙しくなるよ？」
「はい」
ミナト「よし、じゃあ明日から演習を行うよ」
「承知しました」
ゲンマ「お、ヒナミ。久しぶりだな」
「うん、久しぶり」
ミナト「よし、みんな集まったね。飛来神を教えるわけなんなけど…俺も習得には苦戦したから、そのつもりで！」
「「「はい！！！」」」
数ヶ月後……
ゲンマ「難しすぎないか…？！四代目様はすごいな…」
ライドウ「改めて突きつけられるよなぁ」
「そうだね…そう思うよ…ッ！」
ゲンマ「おぉ！！成功したな！今！」
ライドウ「凄い人の仲間入りだな」
「もう、やめてよライドウくん。よし…感覚を覚えてるうちにもう一回…！！」
ミナト「ん、その調子だよ」
「ありがとうございます」
ゲンマ「俺たちも負けてられないな」
ライドウ「まずは飛来陣をもっと確実に飛べるようにならないとだな」
ゲンマ「よし、やるか」
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作者名：瑠威 | 作成日時：2023年4月21日 14時
