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「どうも、隣に越してきた日向で……カカシくん?」
カカシ「ヒナミ…なんでここに…」
「家を出たので1人暮らしを始めることにしたの」
カカシ「そう……」
「どうしたの、元気少ないね、カカシくん」
カカシ「うるさい、ほっといてよ」
「うん……はい、これお土産。お野菜を…」
カカシ「そこ置いといて……あがって。茶くらいは出す」
「お、お邪魔します」
カカシ「……」
「私が淹れるね、借りてもいいかな」
カカシ「……うん」
カカシ「なんで…越してきたの」
「父の遺言で勘当令が出たから、かな」
カカシ「父親が…」
「うん。病死って事になってるけどきっと暗殺…だよ。あの人のやり方は反感を持つ人も多くいたから…私も含めて。」
カカシ「そう…」
「あ、あれ……なんでだろ…涙が、止まらな…私、忍なのに…父上なんて嫌いなのに……」
カカシ「あぁもう、泣くなよ…俺はリンみたいに優しくないからどうしたらいいかわかんないんだよ…」
「ごめ……今やっと実感が…湧いてきて」
カカシ「そ…」
「帰るね、ありがとう」
カカシ「……待って。泣いてる子を追い出すほど酷くもないから、俺……」
「うっ、うっ……ごめ……」
カカシ「あぁもう泣きやめって!」
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作者名:瑠威 | 作成日時:2023年4月21日 14時