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「もう少し回天を素早く出せるようにならないといけない、かな……」
レン「また修行か?手伝うぞ」
「うん、もう少し完成度を上げてからね。じゃないと私がチーズみたいに穴だらけになっちゃうよ」
レン「あはは、たしかに」
ハヤト「神奈毘橋の破壊、成功したってよ」
「オビトくんたちも頑張ったんだね」
レン「だな!」
フガク「以上が任務報告となります」
猿飛「うむ。よくやった、お前たち。」
「「「ありがとうございます」」」
猿飛「ふぅ……本当ならあやつらのような若者を行かせるべき所ではないのじゃがな…」
ダンゾウ「ふん、甘いな。使える人材は使うべきだ…。」
フガク「む、ミナトか」
ミナト「フガクさん」
フガク「報告か」
ミナト「はい……申し訳ありません、フガクさん…!」
フガク「…何だ」
ミナト「俺の担当していたうちはオビトは、今回の神奈毘橋破壊工作任務で殉職しました…。」
フガク「そう…か。他の班員は」
ミナト「オビトのおかげで2人は助かりました」
フガク「そうか……」
ミナト「はい…」
ヒアシ「うちは上忍。お話し中失礼します。ヒナミを見かけませんでしたか?!」
フガク「ヒナミは今さっき解散したばかりだ。どうした?」
ヒザシ「父が、たった今亡くなったので今すぐ家に連れて帰らねば…」
ミナト「お父上まで…」
フガク「他の班員と共に帰路についている筈だ。急げば追いつく」
ヒザシ「感謝いたします!」
フガク「家…というか一族と仲が悪いみたいだが…家族の死まで重なるか…」
ミナト「ヒナミちゃん、大丈夫でしょうか…」
フガク「ヒナミ君は…人一倍友人を愛する心を持っている。特にオビトに対しては無自覚だろうが特別な想いを持っていた…耐え切れるかどうかは俺にもわからん。」
ミナト「……」
フガク「どれだけ修行に耐え抜く強い心があっても、大切な何かを失った時、人は一瞬で脆くなるものだからな…」
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作者名:瑠威 | 作成日時:2023年4月21日 14時