4話 ページ6
沖田side
結局天井裏にいた奴を串刺しにすることはできなかった。
それから数日経ったあと、俺が見回りという名のサボりをしていると
「あ、総悟くーん」
近くの駄菓子屋から俺に手を振っている人が
今日は日曜日だったな
沖田「Aさーん」
俺も手を振り返した。
Aさんは2ヶ月ほど前、俺が見回りをサボっていた時に、甘味処で会った人である。
Aさんの仕事は日曜日が休みらしく日曜日によく会う。
土方のクソ野郎の愚痴も聞いてくれるいい人だ
A「今日も見回り?大変だねーお疲れ様ー」
沖田「Aさんは駄菓子買いに来たんですかぃ?」
A「うん、んまい棒が無くなっちゃって。あとフエラムネと、もちもちくんのさくらんぼ味」
沖田「相変わらず駄菓子好きですねぃ」
A「駄菓子こそ食べ物の頂点に立つものだと思う」
沖田「……………」
そう、この人は異常なほど駄菓子が好きなのだ
A「おばあちゃーんこれ3箱ちょうだーい」
「相変わらずよくたべるねぇ」
A「だって美味しいんだもん。ありがとー!また来るねー!」
Aさんは、んまい棒2袋(いっぱい入ってるやつ)、フエラムネ8個入りを15個、もちもちくんのさくらんぼ味を3箱分買って、駄菓子屋から出てきた
いや、買いすぎ
A「総悟くん、例のマヨラー上司さんとはどう?」
沖田「それが、いつもいつも飯にマヨネーズをブチョブチョかけて、ほんとに気持ち悪いんでさぁ」
A「ブチョブチョは気持ち悪いね……」
沖田「美味しいはずのカツ丼が、犬の餌になってるんでさぁ」
A「元々美味しいものを自ら不味くするとか、馬鹿だね。アホだね」
沖田「Aさんもそう思いやす?」
A「絶対そう思う!おかしいよ!味覚も頭も!」
ほら見ろ土方。みんなこう思ってまさぁ
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Mana(プロフ) - ありがとうございます! (2018年3月21日 0時) (レス) id: a7202e55bb (このIDを非表示/違反報告)
高嶺の花(プロフ) - 私この作品好きです!頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: e4e5c17d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mana | 作成日時:2018年2月7日 17時