探偵チームKZのほのぼのLife 〜2〜

〜アーヤのもう一つの過去〜 ページ6

翔一を、夫に頼んでアーヤちゃんを見に行ったわ。すると…………

彩「あ、一佳さん！」

一佳「アーヤちゃん……」

彩「なんで、病院に居るの？しかも、京都の。私、東京にいたんじゃなかったけ？あれ？」

一佳「！！…………アーヤちゃん、覚えて、ないの？」

彩「何を？あ、そうそう！翔兄、元気かな？久しぶりに会いたいなー！最後に会ったのって、翔兄が中一の時だもんね〜！」

一佳「そ、そっかー！後で、翔一に会いましょうか！」

彩「そうだね笑 一緒にご飯食べたりしたいなー！」

一佳「そうね！じゃあ、今日は休んでね。疲れちゃったでしょ？」

彩「うん。そう、だ、……ね……Zzz」

アーヤちゃんは、中3の翔一を封印してしまったの。
………………………………………………………………………………………………

一佳「だから、話さなかったの。ごめんなさいね、翔一……。」

翔一「母さん…………。」

上杉「感動シーンのところ、すいませんが、彩さんは中3の翔一さんを知らないって子ですよね。」

一佳「えぇ。そうなりますね。」

上杉「黒木、…………」

黒木「あぁ。繋がったよ。」

黒木「彩さんは、まりかさんの時も覚えてなかったんですよね？」

一佳「そうですね。」

翔一「黒木君、そんなの聞いてどうするの？」

黒木「思い出してください。彩さんは、まりかさんの時も翔一さんの時も、覚えてないんですよ？」

上杉「遠回しすぎだろ。ったく、要するに彩さんは、嫌な記憶を封印する「癖」が着いてしまったんですよ。だったら、その封印が解ければ思いたすはずです。」

翔一「思い出させる、ってこと？もし、そうだとしたら思いたした時に彩が壊れちゃわない？」

黒木「そこを、支えるのが僕達『仲間』ですから。」

一佳「なら、賭けてみましょう。いいわね、翔一。」

翔一「………………わかった。彩をよろしく頼むよ。」


その後は、世間話やアーヤの写真など見て時間を過ごした。

楽しかったけど、新たな疑問が生まれたのであった。



翔一(あいつらって、なんの仲間なんだ？)

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