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若武がすねてはるで〜 ページ44

若武side

俺はその後、岸までアーヤを抱いて泳いだ。

その間もアーヤは相変わらず泣いている。

は〜、なんか罪悪感があるんだけど。

俺がもっと早くアーヤの釣り竿に手を出していたらこんなことにはならなかったのに。

俺としかことが。

そして俺たちは岸に着いた。

その頃にはもう小塚達が来ていてすごい心配そうな顔をしている。

男子ー若「アーヤ/立花、大丈夫!?」

あっ、俺の心が折れた。

全員揃ってアーヤのことしか心配してねーじゃん!

俺はどうした、俺は!!!

すると美門がひょいとアーヤを俺から奪った。

翼「アーヤ、大丈夫だった?」

彩「怖かったよ〜。」

そして美門に抱きつく。

Oh my goodness

アーヤまで俺の存在を忘れてる。

俺は一人寂しく岸に上がり、座った。

なんで俺、存在感消えてんの?

アーヤの命の恩人なのに!

俺がアーヤを助けたのに〜。

しばらくシュンとしてると上杉が俺に近づいてきた。

若「なんだよバカ杉。」

俺をからかいに来たのか!

そんなら消えろ!

アーヤの心配でもしとけっての。

俺がそっぽを向いてると上杉が俺に顔をぐんと近づけてきた。

若「なんだよ気持ち悪い。アーヤのところにでも行ってろ!」

上「ありがとな。」

は?

若「お前頭でも打ったか?」

上「ちげーし。」

若「じゃあ、俺が海に落ちてくれてありがと、とか思ってんの?」

上「違うっつってんだろ。」

若「じゃあ、なんだよ。」

俺は呆れて返事をした。

上「だーかーらー、」

すると上杉の顔が少し赤くなった。

え?、なんだよ。

上「立花を助けてくれてありがとっつてんだよ!!!バーカ!!」

はい?

俺は思いもよらぬ言葉が上杉の口から出たので俺は口をあんぐりさせた。

そして周りの奴らも上杉の大声に反応して全員が俺たちの方を目をまんまるにして見ている。

若「お前、だいじょぶか?マジで頭打ったんじゃね?」

上「だからだいじょぶだっつってんだろ!!!俺、先に戻る。」

それだけを言い、スタスタ一人で俺の家に向かって歩いていってしまった。

意外と恥ずい→←ヒューーーーー・・・・・・え?



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莉奈 - 面白いです!(短くてごめんなさい) (2022年2月22日 16時) (レス) @page29 id: c5d006ac64 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネくん - アーヤにデレデレのみんなが可愛すぎ! (2021年6月8日 19時) (レス) id: 81b339d760 (このIDを非表示/違反報告)
凛花 - 先輩(マカロンYさん)憧れます! (2020年6月15日 0時) (レス) id: e8c0aaebea (このIDを非表示/違反報告)
凛花 - マカロンYさん私の先輩です。凄い...。(口ポカーン) (2020年6月15日 0時) (レス) id: e8c0aaebea (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 利衣子さん» 海外って色々と大変だけどいい経験できますよね (2019年12月20日 17時) (レス) id: 8a28dc2554 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロンY | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/manyamanya1/  
作成日時:2018年8月9日 16時

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