脱蛙化現象契約【岩田剛典】

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一睡もしてないこともあって

まだ酒の抜け切ってない頭は話についてけず




ワイワイと盛り上がるメンバーを横目に


持っていた水を一口飲み込む



















関口｢あれ、岩さんがその水飲むの珍しい｣


岩田｢そー？飲めりゃ一緒だろ｣


関口｢王子達はこだわり強いもんだと思ってました｣


岩田｢なんだよ王子達って･･･。｣


関口｢うちの片寄はめちゃこだわるんすよね〜｣



















不意に出てきた名前に浮かび上がる会話


なんか今日はやけにその名前を聞く日だな



















岩田(推し、だっけ)


















そりゃたまたま芸能人と出逢って

知り合いになって仲良くなるなんてケース


稀にしかないだろうけど




俺が実際あったんだから０ではないわけで


















岩田｢涼太ってどういうのがタイプなの？｣


関口｢最近は硬水にハマってるとか言ってましたよ｣


岩田｢･･･そっちじゃなくて。女の方｣


関口｢女？｣


















別に聞いた所でだからなんだって話だけど




なんの繋がりもなさげな話に

疑問を抱きつつも、流石はメンディー



すんなりと答えてくれた



















関口｢どうなんすかね

前番組でゲッターズさんの占いしてもらった時は


色白、黒髪のお嬢様系に弱いって言われてましたけど｣

















思い浮かぶのは腰まで伸びた茶髪のふわふわ頭


色白ではあるけどお嬢様系ではないし



















岩田(とりあえずは当てはまらないか)







































・


会議も無事に終わり

次のスケージュールを確認しようとスマホを開けば



ポン、と肩に手を置かれた


















NAOTO｢岩ちゃん今夜空いてる？

直己と飲みいくんだけど暇なら行こうよ｣

















｢あー｣と、少し言葉に躊躇ったものの



こんなに熱を帯びたのは初めてで

叶うのならば勢いのあるうちにどうにかしておきたい


















岩田｢俺は先約あるんですいません｣


直人｢今の間怪しいなぁ。彼女でも出来た？｣


岩田｢全然まだまだっす(笑)｣


直人｢うわっ何その青春映画みたいな笑顔！｣


直己｢春が来るなぁ｣


岩田｢といいんですけどねぇ･･･｣

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