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｢最悪･･･｣
｢見事なパッツンだな｣
ｹﾀｹﾀ笑いながら言う憲剛君の頭にチョップを食らわす
私は憲剛君を無視してまた鏡を見てはパッツンになってしまった前髪を触る
看護師さんに頼んでショートにしてもらったのだが,前髪が残念なことになったのだ････
｢ハァーもう最悪｣
｢良いじゃねぇかよ｡
まぁ似合ってんぞ,その髪型｣
｢え･･あっありがとう///｣
まさか誉められるとは思っていなかった････
すごく嬉しい･･･
｢なんか憲剛君に誉められたらこの髪型も嫌じゃなくなったかも｣
｢なんだよ,それ｣
｢本当のことだもん｣
好きな人に誉められたら嫌なものでも好きになれるなんて思っていなかったな〜♪
今,私はにやけてる気がする･･･
＿＿ｶﾞﾗﾗ
｢Aさん,入りますよ｣
私の主治医さんが扉を開ける
主治医さんの手にはたくさんの資料がある
｢おっと,恋人との逢瀬中でしたか｣
｢なっ･･･違います‼からかわないでください‼｣
｢はいはいゴメンねー｣
｢って絶対思ってないでしょ｣
それはどうかな〜?と言いながらこっちに近づいていく
｢じゃあ,俺は帰るぞ｣
｢あっ貴方もいていいですよ｡
一人で聞くのはツラいと思うから｣
主治医さんにはさっきまでの笑顔はなかった
彼女の顔は強ばっている
彼女から何を言われるか察した
｢Aさんの症状が悪化しました｣
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いおらん(プロフ) - まりさん» わぁ,ありがとうございます｡はい,時間が出来ればまたこんな感じの短編を書かせていただきます｡ (2019年3月28日 16時) (
レス) id: 5c7aed6e66 (このIDを非表示/違反報告)
まり - とても良い話でした！また、こんな感じの話(短編)を書いていただけないでしょうか？ (2019年3月28日 0時) (レス) id: d65706e307 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いおらん | 作成日時：2019年3月22日 1時
