かわれました 16 ページ17
Aside
太宰「Aちゃーん」
いつものように扉からひょこっと顔を出しにこやかに私の名前を呼んでくれた。それに、こちらも太宰さん。と声をかけると、よしよし。そう言いながら頭を撫でてくれた。
いつも昼の決まった時間に来る太宰さん。正直ずっとパパから頼まれてきてるんだと思ってる。最近パパは心配性みたいだから。
そんなことを考えながら1人で話していた太宰さんに、パパとお友達なんですか?と聞くと、太宰さんは目を見開きながら
太宰「え、森さんと?」
そう首を傾げ聞いてきた。うーん。と顎に手を当て唸った後に、まァ、違うね。ちゃんとは言えないけど仕事関係なのかな。そう曖昧に答えた。
A『何のお仕事をしてるんですか?』
すかさずそう聞いてみると、困ったようにん〜...そうだねェ。と声を漏らすと太宰さんは私から目を逸らし考えるように目を閉じた。
バァァァン
しん、としていた部屋にいきなり大きな音が響いた。いきなりの事で私は固まってしまった。太宰さんも困惑した顔をしたが、扉の方に目を向けるといつものニコニコが嘘かのように驚きを隠せないでいた。
森「Aちゃん!これ着てくれな...いかい...?」
最近のパパの楽しみは私に色んなドレスや服を着せることらしくて、そんな服着たことないってくらい豪華な服だから着るのは好きだ。
それよりも、パパは太宰さんを見ると固まって太宰さんも目をパチリパチリとすると顔を逸らした。
森「Aちゃぁぁん!太宰くんと知り合いだったのかい!?」
と走ってこっちに寄ってくると私を抱き上げて揺さぶりながら言った。通りで最近寂しそうじゃないな〜と思っていたのだよ...と少し悲しそうに呟いた。
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彩乃(プロフ) - めっちゃ面白かったです!続き楽しみにしてます!! (2021年9月18日 21時) (レス) id: e9609c3893 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - すごく面白いですね!楽しみにしています。 (2021年8月5日 23時) (レス) id: ca65bd19a8 (このIDを非表示/違反報告)
ロザリー - 面白くて一気読みしちゃいました!続き待ってます! (2021年7月30日 16時) (レス) id: c0377d5875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(Magao) | 作成日時:2021年6月11日 3時