隠した秘密と不良美少女

中３ 15 ページ45

彩「え？藤堂抜けたの？」
藤堂は私の一つ前の総長。紅蘭になる前氷蘭のトップ。
麗「あぁ。よくわかんないけど」
彩「そう。」
朔「環奈は？」
環「ここ。」
明らかにふてくされた環奈に苦笑が漏れる。
朔「朝ごめんな。今日一緒に飲んでやるから帰るぞ〜」
環「え！？わっ！」
バタン
麗「・・・糖度高すぎるな」
彩「そうね。藤堂は今何してるの？」
麗「・・・族のトップ。」
彩「じゃあ紅蘭と同じような族なんだ。」
麗「違うんだよ。それが。」
彩「・・・え？」
麗「いいことは聞かない。最近この辺でみない族がいるの知ってるか？それだよ。藤堂の族。」
彩「・・・え・・・。」
麗「私も知ったときは驚いたよ。でもその族・・・柘榴。」
彩「柘榴！？柘榴は・・・！」
麗「そう。環奈の族。名前だけを取ったみたい。柘榴のメンバーは今はここにいるから名前をとったとしか思えない。」
そういうと煙草を取り出して火をつけた。かなりイラついてる。
麗「柘榴は情報を一切掴ませてくれない。私の情報網でも。彩の知り合いに情報に強いやついない？」
彩「・・・いるけど・・・。」
麗「頼む・・・。お願いだから協力してほしい。このままじゃ一生終わらない。」
彩「・・・分かった」

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