隠した秘密と不良美少女 (ページ44)

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環「朔が帰るからウチは一人酒になったんでしょ。」
朔「悪いってば。友達が酔って俺に電話かけてきたんだから。」
彩「あ。殺されるよ。」
朔「は・・・？」
環「ﾑｩ・・・。麗香！サボろう！」
麗「え？は？何？」
彩「いいよ。朔のことは私見てるから。」
朔「は？」
麗「ほら。環奈行くよ」
環「煙草だよ！煙草ぉ～。」

朔「え・・・？何？」
彩「女友達からの電話って環奈気付いてるよ」
朔「・・・。やべぇ」
彩「やばいって。気付くの遅いでしょ。」
朔「姉貴気づいてた・・・？」
彩「女友達から何のようだったの？」
朔「酔ったから迎えこいってだけ。」
彩「それだけでもさぁ・・・。環奈可哀想でしょ。」
朔「・・・ヤバイやつだよな・・・。」
確実にね。帰ったら家に押し掛けてきて襲われるよ。
朔「・・・何したらいい？」
彩「今日の放課後起こることを素直に受け入れること。」
朔「・・・分かった。」
そういってから二人で煙草を吸い始める
朔「姉貴って煙草キャラじゃないよな。」
彩「・・・吸いたくないけど。現実逃避のため。」
朔「目を背けたいことでも？」
彩「たくさんある。あ。最近この辺でみない族が彷徨いてるんだって？」
朔「誰から聞いた？」
彩「理事長。それで？襲ってるんだって？」
朔「らしいな。実際には会ってねーけど。だからどういうやつらかさえもわかんない。紅蘭で情報網はれんの姉貴しかいねーんだもん。」
彩「麗香は？」
朔「今ほとんどなにもしてねーから。」
彩「そっか。じゃあメールしとく。」
朔「は？」
彩「今の仲間。」
朔「族じゃなくて友達のやつか」
彩「そう。」
情報なら黒木君しかいないか・・・。何か私すごい頼ってる気がする。