隠した秘密と不良美少女

中３に戻るぜ！いぇい！（by愛菜） ページ31

彩「もしもし？」
久しぶりにみた電話番号に笑みがこぼれた。
「彩？久しぶり」
彩「久しぶり」
真っ直ぐな声を聞いて。長い黒髪の美少女を思い出す。それと昔の仲間を。
「悪いんだけど成城に１年間来てくんない？まとめてほしいから」
彩「・・・。」
直ぐには返事が出来なかった。kzのことがあるから。
彩「悪いんだけど・・・。」
「お願い。１年間だけ。」
彩「・・・。」
ここで断れない性格が出てくる。
彩「・・・わかった。１年間だけ。」
「ありがとう。」
ホッとしたような優しい声に口角が更に上がる。
「じゃあね」
プツリと切られた電話。
彩「・・・どうしよう〜」
とりあえずママに相談だ！

「あら。成城学園？紅蘭の子達がいる？」
彩「うん。私にまとめてほしいみたい。いい？」
「いいわよ。あの子達によろしくね。」
紅蘭。トップの族。ママも私が紅蘭の総長をしてたことを知っている。

彩「・・・kzのみんなだよ・・・。」
こういうときは誰に言うのが正解なの・・・！
彩「・・・若武はダメそうね。黒木くんでいいか。」
彼の携帯に連絡をする。
「もしもし。アーヤ？」
彩「あ。黒木くん？あの・・・集合にはあんまり出れなくなるかもってことを伝えたくて・・・。」
「何かあったの？」
彩「・・・ううん。ちょっとね。多分１年間くらいだけだから。いい？」
「わかった。伝えておくよ」
彩「ありがとう」

中３ ２→←フフ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す