隠した秘密と不良美少女 (ページ28)

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ゴングページ28

ガーンと音がなる。
彩「・・・。皆はケガしないように下がってて。」
そういって前に進む彼女。

30人近くいた男が半分以上５分で倒れていく。
ガンッ
彼女が回し蹴りをどんどんしていく。
黒「得意なんだろうね。」
上「あえて肩使わないようにしてんだろ」
美「ケガしてるからね」
環「まだまだだねぇ。」
回し蹴りを、している彼女の後ろに迫る影。
小「あれパイプ・・・？」
若「やべえ！」
パシッ
彩「お行儀の悪さにもほどがある。」
パイプを前に引きパイプと共に動いた体の腹に膝で蹴りを入れる。
彩「もう少しとどめ指しとく？」
ドンッ
回し蹴りを頭にしてその力で顔を地面に落とす。
環「うわぁ。容赦ないねぇ。」
彩「環奈こそキレてるんでしょ」
環「あったり前じゃーん。ウチは我慢できるほど優しくないんだよ～」
彩「終わり。」
環「だからまだまだ。って言ったでしょう？それにねぇ。薬はダメ。って習わなかったの？バカなの？」
確かに辺りにはある薬の臭いが漂っている。
彩「ねぇ。」
彼女の言葉にビクリとなる朱雀。
彩「何のために私達にケンカしかけにきた？」
「・・・勝つた「そんなことのために意味のないケンカするんじゃない。守りたいものを命を懸けて守り尽くすためにケンカしろよ。お前が変わればこいつらも変わる。守りたいものを探してこい。お前らだけの姫をな。そしたら枯れた蕾は花を咲かせる。その花はお前が枯らさない限り永遠に咲き誇れる。」
「・・・姫なんていねぇ。」
彩「探すんだよ。お前達が本気で守りたいと思うものを。探せばある。答えは案外近くにある。」
「例えば何だよ」
彩「・・・家族とか友達。後は大切な奴。」
「・・・お前の言葉には毎回説得力があんだよな。って他の奴等が言ってる」
彩「じゃあ変わったか？その周りの奴は。」
「薬も煙草もやってねーよ。結婚してる奴もいる。」
彩「じゃあ変われる。お前達も。」
「・・・。」
そう言う目は凛としてて。どこか悲しそうで。

環「終わったねぇ。彩ちゃんの言葉は心に響く」
彩「環奈が・・・！ケンカを買うから！」