隠した秘密と不良美少女

環奈の家。 ページ14

ピンポーン
「はーい！あら。彩ちゃん？」
彩「環奈ママ！久しぶり〜！バイク停めていい？」
「いいわよ〜。環奈〜！彩ちゃん！」
環奈と同じ栗色のフワフワしたかみ。
環「ん〜？あれ？どうしたの〜？・・・バイクやってるじゃん！」
彩「ひどいな！私が運転できないとでも！？」
「でも彩ちゃんが来たのなんて久しぶりねぇ・・・。バイクで来たのも１年ぶりくらいじゃない？」
彩「あぁ・・・。うん。」
環奈ママは環奈が族に入っているのも全部知っていて時々集会に家を使わせてくれる。
朔「うお。姉貴か。」
彩「うお。」って何？」
朔「いや。バイク・・・」
彩「麗香の。だけど？」
朔「・・・似合わねーな」
彩「このかっこうでも？」
環「服かっこよくしたってさぁ。彩ちゃんは彩ちゃんらしさが出てるからさぁ。ねぇ？」
朔「だよな。」
彩「まぁ。それが武器。かね。」
環「うーん。だねぇ。」
「でも彩ちゃんのケンカは見てて清々しいわよ。私はそう思う」
彩「それは元ヤンの環奈ママから見てでしょ？」
実は元ヤンの環奈ママ。
「あらぁ。ちゃんと急所を知り尽くして的確に動いてる姿は彩ちゃんしか出来ないと思うわ。麗香ちゃんは指示は的確なんだけれどねぇ・・・。」
環「ウチは？」
「環奈はね。彩ちゃんと麗香ちゃんを分けた感じかなぁ。うん。朔くんはね。まだまだね。」
朔「え。」
彩「無駄な動きが多いの。はい。これ環奈のバッグ。」
環「あ！ありがとう！」

おかえり→←泣いた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す