帝王の天使3 (ページ22)

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120話ページ22

スペ「後はやっぱり、ファンのみんなに会いたいよね〜。仮面なしでさ！」

ウイ「でも本当に大丈夫か？ラル。今まであんなにダメだって言ってたのに」
そう心配そうな声音で俺の身を案じてくれるのは、俺の大好きなリーダー
例えるなら俺はみか、ウイ兄さんがすごく甘くなった宗みたいな感じなくっつき具合
そういうところはに兄弟の様に一緒に育ってきたからなのか本当に似ているらしい
閑話休題

A「大丈夫ですよ、兄さん。一緒に決めたじゃないですか
それに、俺には頼れる兄さん達がいるんだから何も怖くなんてありませんよ」
そうゆっくりと伝えると

スペ「もー！！そんなこと言われたら早く会いたくなっちゃうじゃん！」
ルア「そうそう！もう2年以上もあってないんだよ僕たち！全員で早く集まりたいよ〜……」
アウラ「でも俺らがラルの背中押したんだからもうちょっと頑張ろう？ルア。俺たちも寂しいけど、ラルはもっと寂しいから」
そう言ってくれたアウラ兄さんの言葉が本当に優しくって、じわじわと胸の奥が暖かくなる

ルナ「でも……なあ？w」
そんなことを思っていると珍しくルナ兄さんがニヤッとした笑みを浮かべている時の声音でそう言った

ソル「まあねえw」
スペ「んははw」
ルア「ふふふw」

A「え、何ですいきなり」

アウラ「いや？何も？んっふw」

あ、これ絶対何か隠し事してる
俺知ってる。いっつもこんな感じで口割らない兄さん達は絶対何か悪いことしようとしてる時だってこと
俺もよくこの輪に入っていたずらして、先生にびっくりされてたっけ
ってそんなことはいいんだ

A「教えてくれないんですか？」

ソル「んーこれはちょっとね〜♪でも今度ちゃんと教えるよ。仲間外れじゃないから安心してねラル」
そうやってちゃんと安心させてくれる1番上のお兄さん

たくさん一緒にいる中で、俺がどれほど1人が怖いかを知っているか、仲間外れを嫌っているかを知っているからこその優しい声かけだった

A「なら良いです。でも約束しましたからね？」

スペ「もちろんだよ！もしこれ破ったら針千本本気で飲むから！」
A「すみません兄さん。流石にそこまで行くのは怖すぎます」
Valkyrieでは絶対にしないこのツッコミ役も、兄さん達が面白そうに本気で笑ってくれるから大好きで今も俺が担当。
俺の居場所をずっと守ってくれる兄さんが俺は大好きだ