【悪女主】悪 女 問 題【オリジナル】

問題…７ ページ10

マリside







井上さんに呼び出された。




“また”……何か言われるのかな。







「ふぅ……屋上開いてないとかこの学校最悪ぅ。ねぇ…何で呼ばれか分かってるよねぇ？」






こうやって二人の時、必ずと言って良いほど井上さんはぶりっこする。







「わ、分かんないよ……。」








嘘。分かってるけど、私は臆病者だから言う勇気が無いの。








「はぁっ！？何言ってんのよぉ。本当アンタってトロいわよねぇ。
折角類君とアンタを別れさせたのにぃ、アンタまだ付きまとってくるからぁ。」



「えっ……。」







類君、とは私が付き合っていた二階堂類君の事だ。




つい先週、好きな女が出来たから別れてくれって言われて、仕方無く別れたんだ。






「い、井上さん、私と二階堂君を別れさせたって…？」



「ん？何しらばっくれてるのぉ？アンタ最近ムカつくしぃ、ちょうど類君の事好きだったからぁ、色目使ってタノシイ事したの。
それで妊娠したって嘘を信じちゃってぇ、アンタと別れさせたのよぉ。なのにね？何でなの！？アンタ！二階堂君っ、二階堂君って!!!!!!ウザいのよ!!!!!!類君はあかりのモノなんだからね!!??ココロもカラダもあかりのモノなのよぉ!!!!!!アンタみたいな貧弱女に付きまとわれたら類君も嫌がってるでしょぉ!!!???









お前なんか消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろぉ!!!!!!
お前なんか死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇ!!!!!!お前なんか類君に相応しくないのよぉ!!!!!!」









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