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「ラブラブなところ悪いんだけどさぁ…」
と、聞こえた声。気だるそうな面白がっているような、よくわからない人物の声で、それはもうつぼみちゃんとお似合いの人。
そう、鹿野くんの声だ。
「セトとAがイチャラブしてるとこ、僕の席なんだけど〜」
「…え?あ、そうだったっけ」
「もうちゃんと直してよ〜!それと他でしてよね」
そう言いつつ直した席に座る鹿野くん。それに便乗して聞こえる冷やかし声。流石に恥ずかしかったが、それは最初だけで毎日聞いてれば嬉しいものだ。
恥じらいなど捨ててしまえ。
「もうチャイム鳴るっすね。一旦席に戻ろうっす」
「うん」
「皆さん、勿体無い遅刻を減らしましょうねー」
席に座った時に入ってきた先生。最近の事、チャイム着席が出来ていない人が増えているため、減らすように呼び掛けているのだ。
まあ日に日に減っているのである。
そしてチャイムが鳴った直後全員席を立つ。号令係の声掛けと共に挨拶し、座る。
「次は先生からの連絡です。先生お願いします」
「はい、ありがとうございます鹿野くん」
愛想良く笑った鹿野くんに顔を赤らめる女子が多数居る事だろう。私は幸助しか見えていないから心底どうでもいい。
そう、瀬戸幸助だけが眼中に入る男子なのだ。
「ではいきなりですが、皆さんに嬉しい報告です。このクラスに新しい仲間が加わる事になりました!」
一気に上がるクラスのボルテージ。一部の噂を知っていた男子共が何故か自慢しているのが更にクラスを盛り上げた。
私も内心、どんな子だろう。男子か女子か。どんな性格か、好きなもの、なんやらかんやら想像してその子を待った。
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真ん中さん - そのあとが気になります!!! (2017年10月19日 23時) (
レス) id: c98b21a52a (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - ルドリアさん» ありがとうございます！ (2015年8月7日 0時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
ルドリア - 完結おめでとうございます！ (2015年8月7日 0時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
ルドリア - 実は杏樹さん宛のメッセージを「羽」に書いたんですよ。よかったらどうぞ。 (2015年7月17日 13時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - ルドリアさん» 読んでくださってありがとうございます!!是非読ませていただきますね!! (2015年7月17日 12時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小泉 海砂 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2015年7月16日 19時
