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「ふふ、良い顔…」
大嫌いな彼女の怒り焦った姿を見て、私は陰から嘲笑った。最初彼女に会った時は面白くなかったけど、これからどんどん面白くしていこう。
醜い彼女がもっと、私に嫉妬するように、幸助が私のところに戻ってくるように引き裂こう。
「気に入ってくれたかなぁ」
私は小声で呟いて、気付かれないように彼女の後ろを歩いた。彼女の肩は微かに震えていた。笑っちゃいそう。
本当にきづかない、なんて本当に鈍感。きっと私から幸助を奪ったって気付いてないんでしょうね。あんたのせいなんだって…全ては。
「幸助っ、今はあの子のモノでもいつかきっと…また私を好きになるからね。絶対にあの頃を取り戻してみせるんだから…」
私は自室の壁にプロジェクションマッピングで写した愛しい幸助の唇をなぞり、重ねる。やっぱり私には貴方しか居なくて、貴方にも私しか居ないのよ。ねえ。
「愛してるから…早く、戻ってきてよ…」
一度別れたくらいで、私は諦めない。何度だって貴方に私の愛を叫んでみせよう。それが私の愛情表現だって気づかせてあげる。
だって…だってさ、幼馴染みって肩書は一生消えなくて、私はそれだけで満足なんて出来る訳ないんだから。
ほら、早く気づいてよ。
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真ん中さん - そのあとが気になります!!! (2017年10月19日 23時) (
レス) id: c98b21a52a (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - ルドリアさん» ありがとうございます！ (2015年8月7日 0時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
ルドリア - 完結おめでとうございます！ (2015年8月7日 0時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
ルドリア - 実は杏樹さん宛のメッセージを「羽」に書いたんですよ。よかったらどうぞ。 (2015年7月17日 13時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - ルドリアさん» 読んでくださってありがとうございます!!是非読ませていただきますね!! (2015年7月17日 12時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小泉 海砂 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2015年7月16日 19時
