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「ジュース持ってくから、幸助は先に部屋に行ってて?」
「Aも部屋行ってな?お母さんが持ってくから」
「あ、うん。ありがと!!じゃあ行きますか」
私は幸助の背中を押して階段を上り、部屋に入る。
うちは父が外で働き母は専業主婦という極一般的な家庭で、私もその一人娘なので結構大事にされてきた…のだがうちの母は私の彼氏をとても気に入っている。
幸助自身薄々気付いているだろうけど、こっちは毎日幸助とのイチャラブ話を聞かれるのだ。バカップルの片割れなので悪い気はしないけど!!
「…っ、ん…」
「ん…ッ」
私のギンガムチェック柄のベッドに座れば甘いキスが上空から降ってくる訳で。二人っきりの時は学校の時のように騒がしい訳ではない。いや、学校でも騒がしくないと思うけども。
甘く甘く、何度もしていても胸の高鳴りは慣れない。私の彼氏は危険だ。下手すれば中毒性のある麻薬のようにやめられなくなるのだ。
「こッ…う、ふぅ…ふぅ…すけ…」
「大好きっすよ…」
「…ッは…ん、ッ」
唇が離れ、やっと話せるかと思ったら、次々と襲ってくる彼は多分確信犯なんだと思う。休憩させる暇も与えずにずっと愛を囁いてくるなんて反則技を何処で覚えたのだろうか?
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真ん中さん - そのあとが気になります!!! (2017年10月19日 23時) (レス) id: c98b21a52a (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - ルドリアさん» ありがとうございます! (2015年8月7日 0時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
ルドリア - 完結おめでとうございます! (2015年8月7日 0時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
ルドリア - 実は杏樹さん宛のメッセージを「羽」に書いたんですよ。よかったらどうぞ。 (2015年7月17日 13時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - ルドリアさん» 読んでくださってありがとうございます!!是非読ませていただきますね!! (2015年7月17日 12時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小泉 海砂 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2015年7月16日 19時