＃第二章…決意の末 ページ9
＊＊＊
「A……、お腹の子、どうしますの?」
『………産みたい。』
「その子の父親は……?」
『分からない。
けど、多分あの人だと思う。』
「ねぇ…なら知らせた方が―…『ダメ!!』
『こんな事が外に知れたら…、
タスクにも、事務所にも迷惑を掛けてしまうわ…っ。』
頑なに拒むA。まだタスクを拒絶していた。……だが鈴羽は冷静にAに告げた。
「良いですわ、A。産みなさい。」
『………っ!!』
「え、ちょ…っ、鈴羽さん!?」
「その代わり、途中で「諦める」なんて言ってはいけませんわ。
元気な子を産んで、その子を幸せにするのですわ、A。」
『ありがとう…鈴羽。』
優しく告げられた親友の言葉に、Aは涙腺が緩んだ。昔から鈴羽は我儘なお嬢様体質だったが、正義感が強く情け深かった。
それを知っていても、今のAにはとても大切な一言だった。
「…そうね。
Aがそう言うなら、私達は口出ししないわ。」
「勿論!誰にも口外しませんから!」
「お見舞い来るからねっ!」
『…っあ、ありがとう…っ。
……鈴羽、メグミ先輩、くぐるちゃん、風音ちゃん。』
Aは自分が恵まれていると実感した時だった。
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ハルカ - 杏ちゃん、タスクと主人公たちが、幸せに暮らすお話になるように、頑張ってね(*^^*)応援してるよ(*^^*) (2015年5月5日 12時) (
レス) id: e020a9b5b3 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - セブンさん» ありがとーっっ!!!頑張るよ! (2015年5月4日 22時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
セブン - おおぅ怖ぇ…。空音怖ぇ…(・д・||)なんちゅー女だ……。おぉ怖い怖い。話ズレたけど、杏ちゃんガンバ!!!!!!応援しまくるにゃ!!ファイトーッ!!!!! (2015年5月4日 22時) (レス) id: 2b8c9a42df (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - おんぷ♪さん» ありがとうございますっっ!!そう言われると嬉しいですっ!!! (2015年5月4日 21時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ♪(プロフ) - とても面白いです！続きが楽しみです！ (2015年5月4日 21時) (レス) id: 53b2ef5718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽杏樹 | 作者ホームページ：http://uranai.
作成日時：2015年4月26日 10時
