プロローグ ページ1
「…あっ…あれっ？…あ…え？う…そでしょ？ブ、ブレーキが…きかないんだけどぉ⁈」
やばい、このままじゃ、あの看板にぶつかるよ！たすけてー！もしやこれは手遅れ⁈うわーん！こんなところで死にたくないよー！A A、20歳の誕生日に交通事故で死亡？いやだーーー！いつも目立ちたいとは思ってたけど…そんなことでは絶対に目立ちたくないっ！ってうん、もう直前だけど回避も無理だし、これはもう一巻の終わりっ…
「ガシャン」
ま…じか…これは…多分…いや、完全に死ぬっ…
ふぁーん。こ…ここはどこ？私は…生きてるしっ⁈よかった〜
「お嬢様が命をっ…」
えっ⁈な、なに？ど、どういうことっ⁈
「これは大王様にもお伝えしなくては…」
だ、大王様って？そもそもなんかおかしくない？聞いてみる…？
「あの…貴方は誰ですか？後大王様って…？それと…私って誰ですか？」
「記憶喪失ですね。わかりました。お話ししますと、貴方は3代目閻魔大王様の娘の、閻魔 魔衣亡です。今は16歳で、あと6年もすると貴方が初の女性大王となるんですよ！そのために今から地獄の5代目門番の息子と婚約してるんですよ。」
まって…情報量多くない？後全てが急すぎない？どういうこと？
「それと週に2回、天の国の使いが死人の地獄と天国どちらに連れていくかの話をしにきますので。一応言っておきますと、“天国と地獄は敵対している”というのは嘘です！しっかり分担して仲良くしていますっ！」
ほ、ほぉ。すごい熱くなるじゃん。天の使いかー。つまり天使って思っといていいっすよね？
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作者名：みかね☆慶龍寺明香音 | 作成日時：2021年9月7日 18時
