弱いのよ。{緑}

としみつとの始め方。3 ページ31

『としみつのことが好き』



あいつにそう言われて、2日。

正直、恋愛対象としてみたことがなかったかと言われれば、完全に否定はできない。


なんだかんだ言って俺も男。
１つ１つの言動にドキドキしたことだってそりゃある。あいつ顔は、綺麗だし。




あの日からお互い気まずくなって、話す回数は0。


日常に何かが欠落しているのは明確だった。


テストが終わっても、いつもなら






『としみつ何点やった？』

って聞きに来て


と「るせーな、100点だわ」

『は、絶対嘘やし。見してみ、wwwwwwww65てw』

と「そういうお前は何点なんだよっ！」

『ちょ、ま、取るな！！』

と「は、64やん。俺より低いとかwwww」

『人のテスト勝手にみんなや！！』



っていう茶番して、『バレたっ！』って笑う顔がむちゃむちゃ可愛くて、









.




.









ん？





.








む ち ゃ む ち ゃ 可 愛 く て ？







.



は、いやいやいやいや、ちょっと待て俺

いくら告白が衝撃的だったとはいえ動揺しすぎだぞ？



え？

だってあんな


言葉使い悪くて、姿勢も悪くて、廊下は走るし、なのに私服はスカート多くて、ウサギとか女子らしいもの好きで、フラペチーノとか頼んじゃって
「コイツ俺以外のやつにこんなことしてんのかな」って不安になるし、熱出た時とか辛い時とかいっつも黙ってそばにいるようなやつだぞ？




え、いや、え？



自我どこいった俺。めちゃ惚れてね、いやそれはない。





ない、はず。





きっと。




とりあえず、後3日はあるんだ。

じっくり考えよう。









あ、みくだ。


て待て俺早速みくに目いってんじゃねぇか

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