としみつとの始め方。4 ページ32
ーー文化祭当日ーー
私たちのクラスはメイドカフェ。
男子は執事。ありがちやね。
全体的にありがちな文化祭。←おい
でも、いくら気まずくても同じクラスなことに変わりは無い。
『これ、注文』
と「ん、ナポリタン1つ!」
厨房「はぁーい」
と「みく、」
『ん?』
と「や、やっぱなんも」
『そ』
客「注文お願いしまーす」
『はーい!』
お陰様で、大盛況だったメイド(執事)カフェ。
後片付けも終わり、あっという間に後夜祭。
でも私は、着替えるタイミングを逃してメイド服のままだ。
正直、この服のまま開かずの間の前で待ち続けるのはキツイ。はずかしすぎる。
それに、結構露出多めな衣装だから、冬に差し掛かっている今の季節には中々堪える。
誰だこんな衣装にしたやつ、
私だ。
.
どれくらいが経っただろうか。
足と手先の感覚が無くなるほど寒い。
吐く息も白い。
きっともうとしみつは来ない。そう頭では分かっているのに、体が、心が言うことを聞かない。
分からず屋、まるでとしみつみたいだ。
「誰が分からず屋だって?」
『ぇ、』
「なんでその服のままなんだよ、ほら、これ着ろ」
『なんで、』
肩にかけられたブレザーは、私には大きく、ずっしりとして、暖かかった。
「あぁ?」
『なんでっ、としみつきて、』
見上げたそこには、散々見飽きたあいつの顔があった。
と「なんで、ってそりゃ...返事、しに来た」
『もう、いいよ、そんな、無理しなくても』
と「だって好きだし」
『分かってる、分かってるそんなこと初めから』
と「いや、だから好きだって」
『もう言わないで!惨めに....え?』
と「むしろこっちが[え?]なんだけど」
『好き?としみつが?誰を?』
と「みくを!それ以外いねぇだろ...っわ」
2人して倒れそうになるくらい勢いつけて
としみつに抱きついた。
「あけよ、ドア」
どっちが言ったか分からないそのセリフ。
2人とも、寒さのせいか、またまた他の何かのせいか。顔が真っ赤だった。
って言うのと、部屋がバカ寒かった。
って言うことは覚えてる。
_____
___
_
虫「馬鹿キュンキュンするやん」
て「俺少女に戻った気分」
『てつやは少女だったんだね』
と「聞いてて恥ずくなったわ、」
り「としみつもそんなことできたんだね」
全「お前はいつからいたんだ、りょう」
227人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハルク(プロフ) - まあこさん» 了解致しました!リクありがとうございます! (2017年12月22日 18時) (レス) id: f584744a0e (このIDを非表示/違反報告)
まあこ(プロフ) - リクです!夢主は東海メンバで男っぽい性格。としみつのことが好き。ある日告白するが振られる。としみつはそれから夢主のことを意識する日々。辛い時悲しい時いつでも隣に夢主がいてくれたことに気づき、としみつが夢主を好きなのに気づく。感じで^ ^ (2017年12月22日 17時) (レス) id: b4a56ca107 (このIDを非表示/違反報告)
ハルク(プロフ) - はなまるびぃ。@ぽこなーさん» ありがとうございます。どのお話でしょうか‥? (2017年12月17日 13時) (レス) id: f584744a0e (このIDを非表示/違反報告)
はなまるびぃ。@ぽこなー(プロフ) - なにそつってなってますよ (2017年12月17日 13時) (レス) id: ab0cf3fe10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - ハルクさん» 治りました!!!ありがとうございます!!! (2017年10月15日 14時) (レス) id: bd844e0957 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くじら | 作成日時:2017年8月16日 3時