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「ユウタ・・・あのさ・・・」
「あー、みちゅのことなら任せろ。その代わりそっちは任せたぞ」
えっと、何ですかね?何事ですかね?
「うーた?」
「あ?みちゅはなんも心配しなくていいよ」
いやいやいや、気になりますよ?
意味深なニカとケントの会話からのユウタのそのセリフ。
「あのさ、みつは何も感じない?」
「う?」
感じるって何が?全くわかんないんだけど?
「みつ・・・魔法とか魔力とか信じてないでしょ?だからきっと封印されたままだし、なんにも感じないんだよ」
ケント・・・今日初対面のはずなんだけど・・・
何それーーーー!!!
いや、魔法とか魔力とか信じてるから!
俺にとってピンクの魔方陣はトラウマだし、魔力貰えない時のあの飢餓感!!
魔法も魔力も信じてるよ!
「あー、別に怒ってるわけでも非難してる訳でもなくて・・・みつの中に僅かだけどみつの魔力あるんだよ。で、その魔力を包むようにタイスケとそれからみんなから集まってきた魔力で、みつが成り立ってるんだけど・・・。多分みつが自分の魔力を自覚して魔法が使えることを信じない限り、封印も解けないし魔力も毎回補充されなきゃ死んじゃうよって」
急にマジな展開来たけどなに?これは一体何フラグ?
「みちゅ自身が使えることを意識しないとダメってことだろ。この禍々しい魔力すら感じ取れないともなると、みちゅのやる気の問題だよってこと」
ケントのがオブラート包んで優しく言ってくれていたのが、ユウタそのままぶっこんできたな。
でも・・・そっちのが分かりやすかった・・・
「俺ね、魔力の流れとか種類が分かるんだよ。そういう力があってね。だから・・・その・・・みつはもうちょっと自分のこと信じないとダメだと思う」
ケント・・・やっぱりいいやつじゃん。
それに、そもそもこのダンジョンに来ようとしてたのって・・・
そういうことなんだよな。
いつまでもみんなのこと頼ってるんじゃなくてさ、曲がりなりにも召喚獣なんだし。
それらしい事をしたいから、できるようになりたいから・・・
だったんたんだ。
なのに何寝ちゃってんだよ、俺!
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WHITE(プロフ) - puuさん» puuさん☆気がつくのが遅くなってしまいすみません^^;また読んで頂いてありがとうございます。忙しくてなかなか書くことが出来ず・・・なにか書けたらとは思っているのですが・・・。是非またチャーマ可愛がって読んでくださいね♪ (2020年6月22日 1時) (レス) id: 8d206232cd (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - また最初から最後まで読み返しました!本当に面白いしコメディな所も好きだし、きっとまた読みにくるなwそして何回も読んでるのに評価してなかったw今ポチっとしました!本当にこの作品を生み出してくださった作者様に感謝です!また番外編等あれば待ってます!! (2020年5月24日 19時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - puuさん» puuさん☆また読んで頂いてありがとうございます(*^^*)続きは検討中なのですが、出し切った感もあるので悩みどころです。でも連載が終わっても読んで頂けている事実が嬉しすぎて!ありがとうございます♪ (2019年4月21日 7時) (レス) id: 8d206232cd (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - 莉奈さん» 莉奈さん☆初めまして、コメントに1ヶ月も気が付かず大変申し訳ありませんでした。あの回を書きたいがために、ずっとこの作品を書いてきたので(笑)そう言って頂けて嬉しいです。コメントありがとうございましたm(*_ _)m (2019年4月21日 7時) (レス) id: 8d206232cd (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - チャーマ恋しさにまた最初から最後まで読んでしまいました〜!本当に何度読んでも面白い!!またこのお話が読みたいですv (2019年4月9日 2時) (レス) id: 1bdd339e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:WHITE | 作成日時:2018年6月24日 22時