可愛さ Lv.52 ページ5
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ミラーハウスの前に着いてとりあえず顔を見合わせた私と三郎
『とりあえず来たけど…』
三郎「スタッフさんに聞く?」
三郎の提案に賛成して近くのスタッフに話しかける
すると___
スタッフ1「はぁぁあいっ、お兄さんはこちらねっ!」
三郎「えっ、ちょっ、なに、!?」
スタッフ1「ほれ行くよおおおっ?」
突如連れ去られた三郎
お前はヒロインかと心の中でツッコミを入れた私にもう1人のスタッフさんが話しかけた
スタッフ2「今から別々の入口から入ってもらってお互いを探してもらいまぁーす」
『は、はあ…』
スタッフ2「尚ー、当アトラクションはぁ、不思議の国のアリスをモチーフとしておりますのでぇー、可愛いお嬢さんにはアリスになってもらいまぁーすっ?」
『私がアリスに?』
首をかしげればにこやかな笑顔で頷かれるだけ
『一体、どういう…』
スタッフ2「んもうっ、察しが悪いアリスだなぁぁ?
これで分かるかなっ?」
そう言って私に紙袋を渡してきた
紙袋の中身は___
『…っげ、これって…まさか…』
スタッフ2「おっ、そう、そのまさかだねぇっ♪
ちなみに、お客さん達がこのカップルイベント初めての実験台だから!」
『…まじか、じゃあ、もしかしたら他のも…』
スタッフ2「そうそう、他のもこんな感じかもねー」
そのスタッフの変わらぬにこやかな笑顔に恐怖を覚え私はミラーハウスの中に足を踏み入れようとした
スタッフ2「ちなみに制限時間は指定しないからー、あと、このミラーハウス2人だけになるから、自力で抜け出してね♪」
『〜〜っ、それでもスタッフかぁぁぁぁあっ!!!』
私はそう叫びながらミラーハウスの中へと入っていった
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