第73話 ページ49
ー糸師凛sideー
『とりあえず散歩しようか』
五条を七海の兄ちゃんに押し付け、俺の手を引いてトレーニングルームを出る
久しぶりに姉ちゃんと二人きり・・・
5年前はまだ姉ちゃんのほうが大きかったが、すっかり俺の方が背は高くなったけど力じゃ全然敵わないと今日の姉ちゃんの戦闘を見て悟った
俺よりも力が強けりゃ足も速い
どんなに俺が成長しても姉ちゃんには一生勝てないのかと少しがっかりした
見た目は学校にいる女子たちと何も変わらねぇのに
凛「姉ちゃん」
周りに誰もいないことを確認して姉ちゃんを呼ぶ
『何？凛』
俺の方を振り向いて優しく微笑む姉ちゃん。昔と何も変わっていなくてつい甘えてしまいそうだ
姉ちゃんと手をつないだままBL内を宛もなく歩く
凛「姉ちゃんはどうして呪術師をやってるんだ？」
下手すりゃ死ぬのにと聞く。
『それが姉さんの役割で生まれた意味だからだよ。まぁ本当のところは凛と冴を守ることが一番の理由なんだけどね』
と照れくさそうに笑う
凛「俺や兄ちゃんのために命を懸けるのはやめろよ・・・そんなの俺たちは望んじゃいない。なんならそんなことせずにずっと一緒にいて欲しい。」
女々しいがこれが本音だ
俺が5歳になってから兄ちゃんがスペインに行く直前まで一度も帰ってこなかった姉ちゃん
そしてつい最近まで姿を現さなかった姉ちゃん
姉ちゃんが居れば兄ちゃんと元通りになれると思ったこともあったのに
そんな思いが積もりに積もっていた
けれども姉ちゃんは俺の頭を撫でて
『ごめんね。それは難しいお願いだな』
と言った
凛「なんでだよ」
『自分より弱い人、そして若い子が命を省みず戦ってるのに力を持っている私が逃げるわけには行かないのよ。』
凛「何だよそれ・・・」
姉ちゃんだってまだ若いだろそう言っても
『それがそうでもないんだなぁ・・・・意外と周りが私より若い子ばっかなんだよね。それか老人』
母さんたちの年齢まで生きていられる方が稀だしと言う
何言ってもダメじゃねぇか
思わず姉ちゃんの手を強く握ってしまう
凛「ごめん・・・」
咄嗟に謝り手を放すが姉ちゃんは小さく笑って
『凛の握力は可愛いもんよ。全然痛くない』
と言った
いつの間にかドイツ棟に来ていてある部屋から何だか盛り上がっている声がする
その部屋に入ると
虎杖「よっしゃ3点目ー！！」
潔「マジかよ！？」
高専生ＶＳＢＬ＆外国人勢で5対５のミニゲームをやっていたのであった
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あーすー(プロフ) - ぽちゃまるさん» コメントありがとうございます！！本当にうれしいです！！頑張ります！！ (9月26日 18時) (
レス) id: abc104f6c6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃまる(プロフ) - 初コメント失礼します。控えめに言って最高すぎますうわぁぁん😭😭 私の大好きなブルーロックと呪術廻戦の合併作なんて…思いつかなかった！！これからも、見続けます！頑張ってください！！応援してます！ (9月25日 18時) (レス) @page6 id: 196c2a275c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーすー | 作成日時：2023年9月25日 11時
