浪漫.13 ページ14
全員大集合といったところだろうか。
森 菱田に、川上 泉、小泉と…、もう一人 藤田がいればAの知り合いはみんな揃う。
こんな状況だから、とにかく近くに知り合いはいた方がいい。
泉に、「可愛いでしょ?ね?ね?」とちょっかいをかけたりしていると、「やめろ娘。」と後ろから肩をグイッと引っ張られた。
「うおっ…」と後ろに引っ張られて、びっくりする。
顔を上げると、やはりこの低い声は藤田だ。
朝ぶりの藤田に、「藤田さん!」と顔を和らげる。
藤「女としてどうなんだその行動は。」
「藤田さん、あのねあのね、私袴買ったんですよ!音二郎さんと鏡花ちゃんに選んでもらって…、後」
藤「わかったわかった、話は帰って聞く。今は羽目を外さない程度にしろ。」
「はーい。」
川「…はぁー…あの藤田が女と普通に喋ってやがる…。肝座ってるぜAの方も。」
森「うむ…珍しいこともあるものだね……。」
泉「ちょっと…今その子僕と話してたんだけど。」
「やーん鏡花ちゃん嫉妬?嫉妬?!かーわーいー!」
泉「前言撤回!!離れろ!!!」
きゃーっと飛びつく。
「離れろよっ?!」とドン引きされるが、めげない。
すると、ふとどこからか視線を感じた。
目だけその視線を感じた方に向ける。
「…なに急に黙って。」と泉に聞かれるが、変に不信感を抱かせたくもない。
にぃっと笑って、「…なんか人酔いしてきちゃったわ。夜風にでも当たってくるね。」と言い残す。
後ろから呼び止める声が聞こえるが、無視して人混みの中を掻き分け視線を探す。
気づくと、自分は階段の踊り場に居た。
「…あの、こんにちは。」
例えそれが人間じゃなくても、
レディを1人にはしておけなくて。
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雪路 - とっても面白いです!私は藤田さんファンなので、藤田さんとの絡みがたくさんあってすごく嬉しい( 〃▽〃)これからも更新頑張ってください!応援しています☆ (2019年7月28日 23時) (レス) id: c4ea89a33d (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - とても面白いです…!! (2019年7月13日 9時) (レス) id: 3a593efc86 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - せりなさん» ありがとうございます〜!!!! (2019年7月6日 19時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
せりな(プロフ) - 面白いです! (2019年7月5日 8時) (レス) id: 9f79ffa67e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - アミュレットさん» 私もです〜!我慢できずにとうとう夢小説に手を出してしまいました…笑 . 私鏡花ちゃんが好きなので、音二郎さんと取り合われるのが楽しすぎて…! (2019年4月19日 19時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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