ハク*至福 3 ページ17
ハク「おかえり、って何その荷物...」
「...あ、これは友達から貰って...」
ハク「ふーん、じゃあその荷物部屋に置いたらこっち(リビング)来てね」
「...うん」
はあ。今年の誕生日は友達と過ごしただけで終わるのかな。
貰ったプレゼントを自分の部屋において
重い足取りでリビングに向かう
…ガチャッ
パーンッ
!?!!!?!?!
目の前に飛び込んできたのはクラッカーと
笑顔でクラッカーを持ったハクの姿だった
テーブルを見るとケーキの他に私の好きなマカロンなどがあった。
「え!?まって、ハク...これって」
ギュッ
ハクが私を抱きしめながら
ハク「ごめんね。今日聞かれた時わざと知らないふりして。Aにサプライズしたかったんだ」
あまりの嬉しさに涙が溢れてくる
「っ私...誕生日忘れら...れてると思ってッ...ぅ」
ハク「大切な人の誕生日なんだから忘れるわけないでしょ?記念日だって覚えてるし」
「っうん...」
ハク「あ、A手出して」
「???」
何もわからない私はハクに手を差し出す
ハク「A、俺と結婚してください」
少し照れながらそう言うと
ハクは私の左手の薬指にとても綺麗な指輪をはめた
死ぬほど嬉しい言葉を聞いた私は
涙を拭い 笑顔で
「はいッ!」
と答えた。
するとハクは嬉しそうに笑い
私の頬を撫で
ハク「俺が絶対に幸せにする」
「うんっ、その言葉信じてるから」
深いキスをし
私は16歳で結婚をした。お互いの両親も了承してくれて。
16年間生きてきて今までで一番幸せな誕生日になった。
ハク「A?俺ね、いま最高に幸せ」
「私もだよッ」
*END*
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作者名:いちごッぴ | 作成日時:2016年12月18日 17時