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リドル・ローズハートの見解 ページ2

彼女はとても変わっていた
彼女は裏表の激しい人だった


表では、
「あら、ご機嫌よう。リドル様」
なんて、都合の良い事を言っておいて裏では、
「子供…可愛いじゃん!!めっちゃ可愛いじゃん!私、目覚めちゃった?ついに?ついに?」
と、何とも壊れている

ボクが見てないとでも思っているのだろうか
否、笑える

そんな彼女、とても変わっている彼女
どうして、好意を寄せてしまったのだろう


ただ、廊下で談笑していただけだった



「ご機嫌よう」

「おっ、流石王族」

「いえ、親族ですわ」

「それでも育ちが良いのが目に見えて分かるよ。君を将来お嫁に貰う人は幸せ者だな!」

「あら…嬉しゅうございます」



何て、デレデレしちゃってさ
いや、デレデレはしていないかもしれないけれど、ボクの目にはそう映ってしまったのだから仕方がない

ボクは廊下で立ち止まり、彼女の手を引く
相手はとても驚いていたようだが、関係ない




勝ち誇ったような顔でこう




「やあ、おはよう。楽しそうだね。『婚約者』殿?」

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作者名:マルオ崇拝者 | 作成日時:2020年7月12日 8時

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